ら行の絵本

   
らくだ
福音館書店
2013年こどものとも年少版6月号
(作)にご まりこ
 
 こどものとも年少版最新号。
 表紙いっぱいに描かれた“らくだのかお”
 案外可愛いい。まつ毛が長く、きれいな目。
 口はいつもモグモグしてるし、
 座る時なんか、人間みたいな膝の曲げ方!
 動物園に行きたくなりました。
 
ラチとらいおん
福音館書店1965年
(文・絵)マレーク・ベロニカ
(訳)とくながやすもと)
 
   ラチは弱虫の男の子。
 犬を見て逃げ出す。暗い部屋にはこわくて入れない。
 友達でさえもこわいので、いつもひとりで泣いてばかり。
 一日中絵本を見て過ごしているうち、
 ラチが一番好きになったのがらいおんの絵でした。
 ラチは、自分にもこんならいおんがいたらなぁ
 ・・と思っていました。
 そんなある朝、ベッドのそばに小さな赤いらいおんがいました
  リベックじいさんのなしの木
岩波書店 2006年
(文)テオドール・フォンターネ
(絵)ナニー・ホグロギアン
(訳)藤本朝巳
 「きょうはよいてんき」でコルデコット賞を得たホグロギアンに依る
 美しい版画絵本。
 心優しいリベックじいさんは、1本の梨の木を持っていました。
 梨の実が熟れると子ども達に分け与えます。
 彼の死後、梨の木を受け継いだのはケチな息子
 梨の木の周りに柵を巡らし 誰にも分け与えようとしません。
 でも、リベックじいさんはちゃんとお見通し。
 最後の願いを残していました。その願い事とは?
 
竜のはなし
戸田デザイン研究室 
1983年

(作)宮沢賢治
 (絵)戸田こうしろう
 宮沢賢治作品集から絵本になったもの。
 強い毒を持ってい他の生き物の命を取っていた竜は、
 ある時、よい心を持とうと思い立った。
 皮をむかれても、体を食べられても、じっと耐え、死を迎えた。
 そして、天上に登り、お釈迦様になった。
 賢治の「自己犠牲=おしゃかさま」という考えが反映された物語。
リュウノヒゲ
ふゆにみつけたあおいたね
福音館書店
2017年かがくのとも2月号
(作)山根悦子
(監修)多田多恵子
 福音館書店かがくのとも最新号
 植込みの木々の根本や踏み石の間によく見かけるリュウノヒゲ。
 るり色の実。その色に魅せられて子どもの頃よく摘んでは
 手の上で転がしていつまでも眺めていた。
 写真か!と見紛うほどの緻密な絵で描かれて、どの頁も魅入られますし、
 語りかけるような文章は読み手の興味を引き出してくれます。
 ハードカバー出版が待たれます。
 
 りんご
  
童心社 1994年
  (文)松野正子
   (絵)鎌田暢子
 
   子ども達になじみ深いりんごが、
 実においしそうに描かれています。
 三色のりんごの皮をむき、切って、芯を取り、
 さあ、どうぞ!子ども達はまるで本物みたいに食べます。
 
りんごがひとつ
童心社 2015年
(作)いわむらかずお
初版=銀河社 1979年
   なっちゃんはりんごをバスケットに入れて丘に登りました。
 なっちゃんの手からりんごが転がり落ちて、
 ころころころころ丘を転がり落ちていきます。
 うさぎさんにもりすさんも追いかけます。
 モノトーンの絵にりんごの赤が印象的な絵本です。
 いわむらかずお氏の初期の作品
 
れんこんのあな
福音館書店
2011年月刊かがくのとも12月号
(作)松岡真澄
 かがくのとも12月号
 「れんこんに穴があるのは何故?」この疑問に答えてくれます。
 「種れんこんを貰い、自宅で漬物用の樽でれんこんを育てた。
 葉が数枚出たが花は咲かなかった。
 でも、秋には細い新れんこんが出来ていて嬉しかった」と
 作者の言葉が添えてある。
 柔らかな色彩で丁寧に描かれているこの絵本、
 是非子どもたちと出会わせたいと思う。
ロージーのおさんぽ
偕成社 1975年8月
(作)パット・ハッチンス
(訳)渡辺茂男 
 
 めんどりのロージーがお散歩に出かけます。
 その後ろをキツネがつけてきます。
 さあ、どうなるでしょう???
 絵をじっくり見て楽しむ絵本です。
 
ロバのロバちゃん
偕成社  1969年
(作・絵)
ロジャー・デュボアザン
(訳)厨川圭子
 
 ロバの耳は大きくてぴんと立ってるね。
 とっても素敵なのに、ロバのロバちゃんは
 他の仲間の耳が羨ましくってたまりません。
 ロバちゃんの悩み解決するかな?
 愉快でホッとするお話と絵を楽しんで欲しい。
 
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