か | かあさんのいす あかね書房 1984年 (作・絵)ベラB・ウィリアムズ (訳)佐野洋子 |
去年、私の家は火事で焼けました。 近所の人や親せきが色んな必要なものをくれました。 でも、お母さんが疲れて仕事から帰ってきても 掛けるソファーはまだありません。 家族が協力してお金を貯めて、椅子を買うのです。 それは、それは、素敵な椅子なのです。 額縁飾りのついた絵がお話とピッタリで とても温かい。 |
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かいじゅうたちのいるところ 冨山房 1975年 (作)モーリス・センダック (訳)じんぐうてるお |
世界中の子ども達に愛されている絵本。 主人公のマックスとかいじゅう達が出会い、踊り遊ぶページは 読んでいる子どもも一緒になって楽しみます。 20世紀一番の傑作だと言っても過言ではないでしょう。 1964年のコルデコット賞受賞。 |
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かえるのいえさがし 福音館書店 1967年 (作)石井桃子・川野雅代 (絵)中谷千代子 |
田んぼに住んでいた親子のカエルは毎日楽しく暮らしていました ある日ふと気が付くと、すっかり秋になっていました。 さあ大変!冬眠する穴を探さなければなりません。 とうさんが探しでかけますが、見つからず、母さんも一緒でも見つからず、 もうこれ以上田んぼにはいられなくて とうとう親子三人で探しに出かけることにしました。 穴を見つけることは出来るでしょうか? 冬眠する動物たちのちょっとした驚きの事実も分かります。 |
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かえるのごほうび 佑学社 1986年 (作)木島 始 (レイアウト)梶山俊夫 1967年こどものとも1月号 |
木島始氏が、鳥獣戯画絵巻を組み立て直し物語を作り、 子ども達が楽しめるようにした絵本。 大人でも十分に楽しめます。 絶版となりなかなか手に入りにくいのですが、 是非図書館等で手にして欲しい芸術性の高い絵本です。 |
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かえるのつなひき こどものとも傑作集 福音館書店 1983年 (作)儀間比呂志 1972年こどものとも6月号 |
沖縄に伝わる昔話 虫の付いた稲を残らず燃やす!と聞いた田んぼの蛙たち。 知恵を絞って力を合わせ虫退治。稲は豊作となった。 沖縄の言葉と独特な絵が興味深い、珍しい題材で、 一度は出合って欲しい絵本です。 |
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かえるをのんだととさん 福音館書店 2008年 子どものとも 2004年1月号 (再話)日野十成 (絵)斎藤隆夫 |
ある日、ととさんがかかさんにいった 「はらがいたくてたまらん、どうしたらいいかのう」 すると、かかさんは「おてらのおしょうさまにきいてみなさるといい」といった。、 ととさんは和尚さんの教えを受けてそのとおりにしたら、痛いのは治ったが、 次から次へとおなかの具合が悪くなる。そのたびに和尚さんに教えを請う。 終いには落ち着くところへ落ち着くという 楽しいお話 季節感たっぷりに終わるが、子ども達には一年中読み聞かせても良いと思う。 新潟県に伝わる「廻りもちの運命」という昔話が原話。 |
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かおかお どんなかお こぐま社 1988年 (作)柳原良平 |
かお、みんなどんなかおしてるかな? おこったかお、わらったかお、うれしいかお、 柳原良平氏の見事なまでに簡略化し表現された表情は 小さい子ども達にも、十分理解できる。素晴らしい! |
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ガオ こどものとも傑作集 福音館書店 2005年 (作)田島征三 2001年こどものとも11月号 |
沢山の絵本作品がある中で、 作者は近年自然素材を使ったアートを展開しているという。 その中で初めて取り組んだ「木の実」を使った作品 木の実の集まりで物語の主人公「やまいぬ」を力強く描いている。 この絵本に出会った子ども達は、 想像力を十二分に広げ楽しむだろう。 |
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かきごおり 福音館書店 2012年 こどものとも年少版8月号 (作)樺山祐和 |
かきごおりきに氷を入れて廻そう! シャリッ シャリッ シャリッ・・・ けずったこおりの白い山が出来たら、 大好きなイチゴのシロップをかけよう!! 夏の手作りおやつの王さま。誰でも大好きなかきごおり、食べたいな。 |
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かくしたの だあれ どうぶつあれあれえほん 文化出版局 1977年 (作) 五味太郎 |
五味ワールドの楽しい楽しい当てっこ絵本。 大人にはなかなか難しい。 どこがどう違うのか?頭をひねっている内に あ!これだ!って子どもたちの声。 見つけるのって楽しいね |
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かげはどこ 福音館書店 2003年ちいさなかがくのとも7月号 (文)木坂 涼 (絵)辻 恵子 |
地面の形、昼と夕方、影はその度に形を変える。 時々影がいなくなる。どうしてかな? 子ども達と一緒にかげ踏みしたくなる絵本。 |
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かさ 福音館書店1992年 こどものとも年少版1985年6月号 (作)松野正子 (絵)原田治 |
赤いかさ、だれのかさかな? 青いかさ、だれのかな? お友達と一緒だとあめふりでも楽しい一日。 |
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かさじぞう こどものとも傑作集 福音館書店 1966年 (再話)瀬田貞二 (絵)赤羽末吉 |
日本の昔話の代表作 50年以上も前に福音館書店が子ども達の為に 日本の一流の画家・作家の手により作り上げた珠玉の作品。 赤羽末吉氏の初めての絵本となった。 毎年この時期には子ども達に絶対届けたい。 |
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かさどろぼう 徳間書店 2007年 (作)シビル・ウェッタシンハ (訳)猪熊葉子 |
キリ・ママおじさんは町へ出かけた時、 初めて「かさ」に出合い、「なんてきれいで、べんりなんだろう」 と、買って帰ります。 ところが、村のお店でコーヒーを飲んでいる間に 「かさ」は無くなってしまいました。 それから、何度も買って帰りますが、その度に無くなってしまいます。 さあ、持って行ったのは誰でしょうか? お話は面白く分かり易く、鮮やかな色使いの絵は魅力的です。 この絵本は第3回野間国際絵本コンクール入賞作品で、 原画は現在 ちひろ美術館に収蔵されています。 |
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かさぶたくん 福音館書店 かがくのとも傑作集 2000年 1997年かがくのとも5月号 (作)やぎゅうげんいちろう |
怪我し血が出た後にできる「かさぶた」 何で出来てるの? 殆どの子どもはけがをした経験があり、 元気に動き回る子どもには身体のどこかに「かさぶた」がある。 それを見ながらこの本を読むと、実に興味深い。 |
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絵本かがやけ詩 あそぶことば かさぶたってどんなぶた あかね書房 2007年 (編者)小池昌代 (画)スズキコージ |
子ども達にはちょっと分りにくい詩がスズキコージ氏の絵によって 詩のリズムを味わいながらイメージが膨らみ、十分に楽しむことが出来る絵本。 詩人18名による18編の詩(ことば遊び)。大人も一緒に声に出して楽しみたい |
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かしこいビル ペンギン社 1982年 (作)ウィリアム・ニコルソン (訳)まつおかきょうこ よしだしんいち |
イギリスの商業美術界で名高かったニコルソンが 1926年に娘メアリーの為に描いた2冊の絵本のうちの1冊。 もう1冊は「ふたごの海賊」 絵本としてはこの2冊を描いただけ。 子どもたちへの読み聞かせ活動では是非読んでやって欲しい。 |
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かたあしだちょうのエルフ ポプラ社 1970年 (文・絵)おのき がく |
アフリカを扱った写真書にあった、1本の木「バオバブ」から この物語が生まれた…と作者あとがきにある。 読み聞かせ活動では 選本として賛否両論ある。 是非、子ども達には自分で読んで欲しいと思う。 |
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かちかちやま 福音館書店 1988年 (再話)小澤俊夫 (画)赤羽末吉 |
5大日本昔話の一話 同名の絵本は数あるが、 この小澤氏の再話、赤羽氏の絵は 抜きん出て素晴らしい たぬきに婆様を殺されてしまった爺様の哀しさ、悔しさが うさぎに伝わり、知恵を働かせ復讐する。 残酷だ!とは一概には言えない。 |
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かばががばー ひさかたチャイル 2009年 監修:堀 弘 (那須ワールドモンキーセンター 顧問獣医師) 写真:内山 晟 |
大きな長い背中、がばーっと開いた大きな口。 どかっと太い足、毛の生えたしっぽ 原寸大の鼻の穴。 どれもこれもビッグサイズ。 かばの魅力がたっぷりの迫力ある写真と分かり易い生態紹介。 かばに会いたくなる絵本です。 |
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かばくん 福音館書店 1966年 (作)岸田衿子 (絵)中谷千代子 |
ある日曜日、カメを連れた男の子が動物園へやってきて、 かばに話しかけます。「かばくん おきてくれ」 動物園のかばの池にいるかばの親子のおだやかな1日が 岸田衿子氏の文で簡潔に美しく表現され、 中谷さんの描くかばの表情は優しく描かれています。 読んでいるうちに、動物園へ行ってかばに会いたくなります。 欧米でも翻訳出版され、高い評価を得られているそうですよ。 子ども達に是非出合って欲しい絵本です。 |
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カブトくん こぐま社 1999年 (作)タダ サトシ |
夏読みたい絵本。 虫が好き、中でもカブトムシが大好きなこんちゃんは 冬の森で大きなカブトムシの幼虫を見つけ、家で育てることにした。 ささなぎになり、成虫になったカブトムシのカブトくんとこんちゃんの 楽しい交流が始まります。 カブトムシの生態がしっかり描き込まれ、カブトムシが大好きな 子にはたまらなく楽しい物語となるでしょう。 |
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かぶとむしはどこ? 福音館書店 1986年 (作)松岡達英 (かがくのとも傑作集1990年) |
子ども達の大好きな虫、夏の虫の王者「かぶとむし」。 卵・幼虫・さなぎ・成虫と成長する姿が、見事な絵で描かれ、 3・4歳の子どもにも分るような言葉で表されています。 虫好きではない子どもでも、この本に出合ったら きっとカブトムシが好きになると思います。 |
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かむんだよ 福音館書店 2012年ちいさなかがくのとも7月号 (文)小野寺悦子 (絵)はたこうしろう |
「噛む」がテーマ はたこうしろう氏の絵が子どもたちを生き生きと描いている。 文を書いた小野寺悦子氏が5歳の頃同居始めた、二人の祖母の かみ方の違いをよく覚えていて、「噛み方の遅速も命の長さに 関係が・・・?」と思ってしまったと書いている。 そうかもしれない…と思う。 |
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かめくんのさんぽ 福音館書店 2016年こどものとも年中向き5月号 (作・絵)なかのひろたか |
福音館書店こどものとも年中向き最新号 こんかいは かめくんがさんぽに出掛けます。 おともだちのぞうくん、かばくん、わにくんをさそいながら。 どんなたのしいさんぽになるのかな? 「作者のことば」からの紹介 「こどものとも」創刊50周年を記念して作られた豆本が元になっている「今回「豆本とは違う長い絵本にできると思う」とお話を膨らませた新しいお話 |
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かようびのよる 徳間書店 2000年 (作・絵)デヴィット・ウィーズナー (訳)当麻ゆか |
1992年コールデコット賞受賞作品 カバー扉の裏には 次の紹介文が! ある火曜日に、アメリカのとある町で実際におこったこと もしかしたら、今度はあなたのまちで・・・。 ちょっと怖いけど、見て見たい!! |
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からすたろう 偕成社 1979年 (文・絵)八島太郎 |
1956年、コルデコット賞オナー賞受賞作品 貧しい故に先生からも見放されていた少年が、 6年生になって担任に認められ、その能力を発揮する。 点数や成績だけで人を評価するのでなく、 子どもを真摯に見つめる教師の姿が心を打ちます。 また、人に認められることの大切さを感じる絵本です。 |
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ガラスめだまときんのつののやぎ 福音館書店 1988年 白ロシア民話 (訳)田中かな子 (画)スズキコージ |
白ロシアに伝わるお話。 ガラスのめだまと金の角を持つヤギが畑を荒らすので、 おばあさんは困って泣いてる。色んな動物が助けに入るが、 誰も敵わない。最後に、小さなハチが、おばあさんを助ける。 体の大きさより、力の強さより、知恵が勝つというお話。 |
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からだのなかでドゥンドゥンドゥン 幼児絵本ふしぎなたねシリーズ 福音館書店 2008年 (作)木坂 涼 (絵)阿部 弘 2002年ちいさなかがくのとも4月号 |
お友達の背中にくっ付いた時、ねこや犬を抱っこした時、 ドゥンドゥンドゥンって音がするね。 ドキドキドキ・・・かもしれない。 みんなが生きている証拠、命の音だよ。 |
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カレーライス 福音館書店 2013年こどものとも年少版4月号 (作)小西栄子 |
こどものとも年少版。 子ども達が大好きなカレーライス。 読んでいる中にカレーの香りがしてきます。 一緒に作りたくなる絵本です。 「サンドイッチ」「おべんとう」に続いての小西さんの作品。 子ども達に読むのが愉しみです。 |
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ガンピーさんのふなあそび ほるぷ出版 1976年 (作)ジョン・バーニンガム (訳)みつよしなつや |
夏に是非読みたい絵本 ガンピーさんと子どもたち、動物たちのボート遊びのお話 子どもたちへのガンピーさんの心優しいまなざしが嬉しい。 この絵本を読む度に「こんな大人でいたい」と思うのはわたしだけかしら.。 ケイト・グリーナー賞受賞作品 他にシリーズとして「ガンピーさんのドライブ」があります。 |
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き | 木 こどものとも傑作集 福音館書店 2005年 (文)木島 始 (画)佐藤忠良 2001年月刊こどものとも2月号 |
「おおきな木は なにを かんがえているのかな」 …という 読者に呼びかける文章で始まり、 木の根、幹、枝葉が力強いデッサンで魅力的に描かれ、 読み手の心をグっと掴み、グイグイ引っ張っていく。 読んだ後、誰でもきっと、 木の幹に体をもたせ掛けて木と話したくなるだろう。 |
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きこりとおおかみ フランス民話 福音館書店 1987年 (再話)山口智子 (絵)堀内誠一 |
フランス民話の絵本です。 お腹を空かせたおおかみがやってきたのはきこりの家。 そこでは、おかみさんがスープを煮ていました。 家の中はちょうど煙が充満し きこりもおかみさんも気づきません。 スリリングな出だし、きこりの知恵、おおかみの仕返し。 子ども達の心をつかんで最後まで息をつかせず引っ張って行って くれます。 とても面白い昔話絵本ですが、残念ながら絶版。 年長から読み聞かせできるので図書館で借りて読んで欲しい。 |
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きたきつねのゆめ リブリオ出版 2001年 (作・絵)手島圭三郎 |
お腹を空かせたきたきつねが 雪うさぎを追ってるうちに 迷い込んだ雪深い森でふと見た夢。 その中には懐かしい母親の姿がありました。 幻想的な版画絵が印象的だ。 ボローニャグラフィック賞受賞作品 この作品で手島圭三郎の名が世界に知られるようになった。 |
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北の魔女ロウヒ あすなろ書房 2003年 (原文)トニ・デ・ゲレツ (絵)バーバラ・クーニー (訳)さくまゆみこ |
いたずら心をおこし月と太陽を隠した魔女ロウヒと カンテラを奏でる賢者ワイナモイネンの知恵比べ。 メキシコ在住のストーリーテラートニ・デ・ゲレツが フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」を元に物語を表し、 バーバラ・クーニーが見事な絵を描いています。 |
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きつねとねずみ こどものとも傑作集 福音館書店 1967年 (作)ビアンキ (絵)山田三郎 (訳)内田莉莎子 1959年こどものとも7月号 |
きつねとねずみの掛け合いの言葉が 分かり易く訳されているし、 小さい動物が知恵を出して生き抜いている様子を その生態をきちんと踏まえ、丁寧な絵で描いている。 子ども達は きつねかねずみのどちらかの身になって このお話を楽しむだろう |
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きつねにょうぼう 福音館書店 1997年 (再話)長谷川摂子 (絵)形山 健 |
異類婚姻(異類女房)譚の昔話 男が山から付いてきた女と結婚。男の子が生まれ、 ててっこうじと名付ける。二人はこの子をたいそう可愛がって育てる。 そんなある日、母親はついうっかりして、 ててっこうじに狐の正体を見られる。 ててっこうじにも男にも未練を残し、人間の世界を去っていく母親。 長谷川摂子氏の再話からは、 母親の二人への愛情あふれる想いが心の奥深くへ伝わり、 悲しいけれど幸せを感じる昔話となっている。 |
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きつねのホイティ 福音館書店 1994年 (作)シビル・ウェッタシンハ (訳)まつおかきょうこ |
きつねのホイティと3人の奥さんたちの 騙したり、騙されたり…のクスクス笑えるお話。 きつねも奥さんたちも生き生きとして描かれ、 おはなしの面白さをより分かり易くしているから、 小さい子から小学高学年まで十分に楽しめる。 |
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きのこってなんだろう? 福音館書店 2016年かがくのとも10月号 (作)小林路子 |
福音館書店かがくのとも最新号 オレンジ色のきのこの表紙が目を引きます。 食料として普段食べているきのは違う、森の中で出合う色鮮やなきのこ。 きのこは木の根に生え、色んな種類があることを教えてくれる図鑑的な内容で、小学高学年でも対象になりそうです。 |
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木はいいなあ 1957年コルデコット賞受賞 偕成社 1976年 (作)ユードリイ (絵)シーモント (訳)西園寺祥子 |
アメリカで初版が出され60年経た現在も ユードリイの自然への想いはあせることなく、 子ども達の心に確実に伝わり、受け入れられ、 これからもずーっと読み続けられるだろう。 |
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きゃべつばたけのぴょこり 福音館書店 (作・絵)甲斐信枝 2003年ちいさなかがくのとも5月号 |
春のキャベツ畑です。 虫たちがいっぱいいます。 そんな中にいる、ぴょこり…とはいったいなんでしょうネェ |
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999ひきのきょうだい ひさかたチャイルド 1989年 (文)木村 研 (絵)村上康成 |
春の田んぼ。お母さんカエルが999個の卵を産みました。 998個はオタマジャクシになり、後ろ脚、前足が出て、 シッポがなくなり、カエルになりましたが、 1個の卵はだんだんだんだん大きくなるだけで、 まだそのまま。どうしたのでしょう? 999匹の兄弟カエルの仲良く楽しいお話。 |
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きゅうりさん あぶないよ 幼児絵本 福音館書店 1998年 (作)スズキコージ 1996年こどものとも年少版9月号 |
「きゅうりさん そっちへいったら あぶないよ ねずみがでるから」 この言葉の繰り返しに、初めキョトンとしていた子どもも、 ページをめくる度に、きゅうりさんの姿が変わることに気付き、 ニヤニヤ、フフフと表情が変わります。 このお話は、絵の面白さに加え、昔話のルールを踏まえて いるので、子どもたちの心をつかみます。(*ルールとは…昔話の 主人公は、援助を得るための正しい助言者にでくわし、恵みを受ける) |
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きょだいな きょだいな こどものとも傑作集発行 福音館書店 1994年8月 1988年こどものとも5月号 (作)長谷川摂子 (絵)降矢なな |
「あったとさ あったとさ・・」繰り返しの言葉と巨大な絵 子ども達はリズムを感じながら絵本の世界で遊びます。 声に出して読んで欲しい絵本です。 |
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きらきら アリス館 2008年 (作)谷川俊太郎 (写真)吉田六郎 |
谷川氏が子ども達に語りかける言葉は優しく 雪の結晶の写真30枚はとても綺麗。 「実際に見たいネェ」と言うと子ども達の目が輝きます。 |
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ギルガメシュ王ものがたり 岩波書店 1993年 (作・絵)ルドミラ・ゼーマン (訳)松野正子 |
5000年以上も昔のメソポタミアで書かれた 世界最古の物語であるギルガメシュ叙事詩。 神によって都の王となったギルガメシュは人間の心を知りません。 友も持ちません。自分が一番強いことを示そうと 高い高い城壁を作らせる為、都の人々を奴隷のように働かせます。 そのギルガメシュが人の心・友を持つようになったお話。 絵が素晴らしい。6年生に届けたい絵本です。 他に「ギルガメシュ王のたたかい」「ギルガメシュ王 最後の旅」の2冊があります。 |
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きんぎょがにげた 幼児絵本シリーズ 福音館書店 1982年 (作)五味太郎 1977年こどものとも年少版6月号 |
子ども達はかくれんぼのオニになった気持ちで 逃げ出したきんぎょを探します。 大人も一緒になって楽しみたい絵本です。 |
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く | くいしんぼうのはなこさん 日本傑作絵本シリーズ 福音館書店 1965年 (文)石井桃子 (絵)中谷千代子 |
わがままで食いしん坊の子うしはなこが食べ物を独り占めして お腹がアドバルーンのように膨らんでしまいました。 今にも破裂しそうです。 石井桃子さんの美しい日本語と中谷千代子さんの優しい絵がのどかな牧場の春を描いています。子どもたちに是非読んでやりたいお話です。 |
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くうきはどこに? 「みつけようかがく」シリーズ 福音館書店 2009年 (作)フランクリンM.ブランリー (絵)ジョン オブライエン (訳)大西健夫・龍澤 彩 |
地球上で生きている生き物すべてに無くてはならない「空気」が 誰にでも出来る様な「実験」でよく分かるように描かれています。 また、全く感じていないその重さ等にも触れ、子ども達に「科学する心」を引き出してくれる絵本です。 |
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ぐうちょくぱあでなにつくろう 福音館書店 2000年 (文)宮川桃子 (絵)関戸勇 1994年年少版こどものとも4月号 |
じゃんけんの「ぐうちょきぱあ」で色んな形が出来ますヨ。 右手でぐう 左手でちょき 左手の上に右手を乗せれば ほうらカタツムリの出来上がり・・・。 沢山のぱあが集まれば、花火がパッと広がる。 楽しい手遊びの絵本です。 |
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ぐぎがさんとふへほさん こどものとも絵本 福音館書店 2009年 (作)岸田衿子 (絵)にしむらあつこ 2003年こどものとも年中向き5月号 |
ガチンガチンのぐぎがさんとふにょふにょのふへほさん 正反対でも二人はなかよし。 いいお天気のある日 二人は ねこを連れて海へ釣りに行きます。 へんてこりんなものを吊り上げるし、へんてこな歌もうたいます。 楽しい愉快なお話です。 大きな声で一緒に歌うと二倍も三倍も楽しめますよ。 |
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ぐぎがさん、ふへほさん、 おつきみですよ 福音館書店 2010年こどものとも年中向き9月号 (作)岸田衿子 (絵)にしむらあつこ |
「ぐぎがさんふへほさん」第2作目 真反対だけど大の仲良しの二人、 ススキ・女郎花を飾り、 お団子を作ってお月見をします。 今回の歌は「月」です。どんな歌になるかな? ハードカバーになるのが待ち遠しい。 岸田衿子さんが亡くなられた後、このシリーズはどうなるのかな? |
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くさむらのかくれんぼ 福音館書店 こどものとも年少版2016年5月号 (作)今森光彦 |
こどものとも年少版普及版です。 葉っぱから透けて見える虫の影。 「バッタ!」「とんぼ!」・・・。虫の名前当てっこが楽しい写真絵本です。 |
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くだもの 福音館書店 1981年 (作)平山和子 1971年年少版こどものとも7月号 |
幼児絵本シリーズ 平山和子氏の手によると、本物以上にみずみずしく描かれた 身近なくだもの。 赤ちゃんから大人まで つい手を出して食べてみたくなる。 是非赤ちゃんと周りの大人のコミュニケーションツールとして 自宅に一冊持っていてほしい絵本だ。 |
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くだもの だもの 福音館書店 幼児絵本発行2006年6月 (文)石津ちひろ (絵)山村浩二 2004年こどものとも年少版8月号 |
石津・村山両氏コンビの第1弾 くだもの達が海水浴へ行きますよ。 ことばのリズムが子どもの心に響く。 楽しい楽しい言葉遊び絵本。 |
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くだものなんだ 福音館書店 2007年 幼児絵本シリーズ (作・絵)きうちかつ |
「やさいのおなか」に次ぐ2作目 身近な果物の断面が緻密に描かれている。 子どもたちは当てっこを楽しむ。 観察力を養うことの楽しみを自然に教えてくれる。 |
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くだもののはな フレーベル館 2008年 (指導)柳 宗民 (絵)斉藤雅緒 |
図鑑ではありません。 身近な果物の花の絵が大変美しく精密に描かれて 優しい穏やかな文章が心地よい絵本です。 スイカや桃などの花は見たことのある子どもでも、 パイナップルの花にはきっと驚くでしょう。 是非手に取ってみて欲しい絵本です。 |
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くにのはじまり あかね書房 1995年 (文)舟崎克彦 (絵)赤羽末吉 |
日本の神話シリーズ第1巻 日本の誕生が赤羽氏の素晴らしい絵で描かれ、 丁寧な文で子どもたちにも分かり分かり易く著されている。 小学校高学年の子どもたちに読んで欲しい絵本だ。 |
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くまのコールテンくん 偕成社 1975年 (作)ドン・フリーマン (訳)松岡享子 |
コールテンくんは、街のデパートのおもちゃ売場に並んでいるくまの ぬいぐるみ。 女の子が気に入って買いたがりますが、 緑色のズボンの釣り紐のボタンが一つとれているとママに言われ、 諦めます。 コールテンくんは、失くしたボタンを探します。見付かるでしょうか? 女の子とコールテンくんの出会いは読む人の心を温めてくれます。 |
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クモのいと ポプラ社 2009年 (写真・文)新開 孝 |
雨上がりのクモの巣は、お日さまの光が当たって キラキラ光っています。「みずたまかざり」です。 クモの種類によって網・糸・形が違うことを分かり易く 見せてくれる写真絵本。 |
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蜘蛛の糸 偕成社 1994年 (作)芥川龍之介 (絵)遠山繁年 |
芥川龍之介の作品が絵本となった。 文章はかなり難しい.。 読み易くするために、旧仮名使いは新仮名使いに、 また、一部の漢字は平仮名となっているが、原文はそのままで、 地獄の絵は、おどろおどろしく、 作品をよりイメージし易いので小学校高学年に向く。 |
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くものすおやぶんとりものちょう こどものとも傑作集 福音館書店 2005年 (作)秋山あゆ子 2003年こどものとも2月号 |
江戸の春、むしのまちでのお話 くものすおやぶんがぴょんきちを連れて町の見回り中に 甘いもの店のありがたやから「たいへんです!」と声がかかる。 さあ、大事件の始まり始まり。。。 子ども向けの時代劇絵本。お話は結構面白いし、 どの虫もリアルに描かれ、子ども達の興味を引き出す。 |
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くらい くらい 福音館書店 2006年 (文)はせがわせつこ (え)やぎゅうげんいちろう |
おでかけばいばいのほん3 「まっくら くらくら くらーい くらい」の言葉の繰り返し。 こんどの暗い画面にいるのは 誰かな? 子ども達は銘々に電灯のスイッチを入れる『擬音』を出し楽しみます。 |
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くりかえし 福音館書店 1992年かがくのとも11月号 (作・絵)よつもとあきら |
ハチの巣は、きれいな六角形が集まってできている、金魚の鱗や鳥の羽も、同じ形が集まっている。身の周りには、同じ模様や形がたくさん集まっているものが、沢山ある。「くりかえし」の模様や形を見つけながら この絵本を楽しみたい。 | ||
クリスマスのふしぎなはこ 幼児絵本シリーズ 福音館書店 2008年 (文)長谷川摂子 (絵)斎藤敏行 2001年こどものとも年少版12月号 |
12月24日、サンタクロースを待ちわびる男の子の一日。 園の下で不思議な箱を見つけた男の子、自分の部屋に持ち込んで、 中を見たらびっくり!なんとサンタクロースが眠っているのだ。 開ける度に、 サンタクロースが出かける準備をし、森を抜け、空を飛ぶ姿が現れる。 ふしぎなはこは、子ども達の夢を詰め込んだファンタジーの世界だ。 |
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ぐりとぐら こどものとも傑作集 福音館書店 1967年 (文)なかがわりえこ(絵)おおむらゆりこ 1963年こどものとも1月号 |
「このよでいちばんすきなのは、、 おりょうりすること たべること ぐりぐら・・・」 この楽しいリズムの文章と可愛い野ネズミ兄弟の挿絵がマッチし、 中川・大村姉妹による子ども達の絶大な支持がある絵本。 この絵本は日本ばかりでなく外国でも高く評価され、 イギリスでも出版されている。 |
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ぐりとぐらのおきゃくさま 福音館書店 1966年 (作)中川梨枝子 (絵)山脇百合子 こどものとも傑作集 |
子ども達が大好きな「ぐりとぐら」のシリーズの1冊 のねずみのぐりとぐらは ある日森の中でいくつも続く 大きな足跡を見つけます。 二人があとをつけて行ってたどり着いたところは なんと二人の家。そこにはおきゃくさまがいました。 おきゃくさまとはいったい誰なのでしょう。 |
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ぐるぐるわわわ 福音館書店 2011年ちいさなかがくのとも3月号 (文)越智典子 (絵)平野恵理子 |
月刊誌「ちいさなかがくのとも」 ぐるぐる・・・わわわ・・・ たのしい題材です。 身の回りに「ぐるぐる」も「わ」もたくさんありますヨ 見つかるかな? |
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くるまはこびます 福音館書店 2013年 ちいさなかがくのとも 11月号 (文)小風さち (絵)鈴木周作 |
ちいさなかがくのとも最新号 キャリアカーに車が積見込まれていく様子が 丁寧に興味深く描かれています。 自動車が大好きな子ども達にはもってこいの題材でしょう。 読み聞かせで読むのが愉しみです。 |
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くろねこさんしろねこさん 童心社 2014年 (文)得田之久 (絵)和歌山静子 |
くろねこさんしろねこさんおうちの外へ出た! あれあれ!!くろねこさんの姿が見えなくなった! こんどは物干しのシーツの前、しろねこさんの姿が見えなくなった! くろねこさんの金色の目、しろねこさんの緑色の目、 子ども達は直ぐに気がついて見つけ出しますよ。 |
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くわずにょうぼう 福音館書店 1977年 (再話)稲田和子 (画)赤羽末吉 |
5月5日菖蒲湯に入るいわれとなった昔話の再話。 赤羽末吉の描く 欲張り男の情けない顔と、 女房の表情の変化が この再話文にとても良く マッチしている。 |
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くんちゃんとにじ ペンギン社 1984年 (作)ドロシー・マリノ (訳)間崎ルリ子 |
春 雨上がりの後 くんちゃんは空に虹を見つけました。 ことりから「にじのねもとにはきんのつまったつぼがうまっている という話をきいたことがある」と聞いたくんちゃんは、さがしに出かけます。 途中出合ったリス、うさぎ、シマリスに虹の根っこの場所を 教えてもらってさがしつづけます。 そして、くんちゃんはとうとう見つけました! それは・・・いったいなんだったのかな? ほとんどの人が、子どもの頃 一度は虹の根っこをみたい!行ってみたい! と思ったことはあるでしょう そんな気持ちを子どもたちと共有しながら読んでやって欲しいお話です。 |
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くんちゃんのだいりょこう 岩波書店 1986年 (文・絵)ドロシー・マリノ (訳)石井桃子 |
くんちゃんはくまの子。 ある秋の日小鳥たちが南へ渡っていくと聞き、 くんちゃんも「わたって」みたくなりました。 そこで、鳥達の後を追いかけて丘を登って行きました。 さて、その後 くんちゃんは「わたっていく」のでしょうか? 冒険心いっぱいの子どもを温かく後押し、見守るくまの父母の姿が 読み手の心を温かくなります。 |
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くんちゃんのはじめてのがっこう ペンギン社 1982年 (作)ドロシー・マリノ (訳)まさきるりこ |
くんちゃんは早起きしました。それは、1年生になったからです。 ママと学校へ行きます。 途中、嬉しくてうれしくてお花やハチに話しかけます。 でも・・・教室ではだんだん心細くなって・・・。 誰だって経験した あの教室・先生・クラスメイトへの不安な気持ち。 くんちゃんは、先生の優しさに触れます。 1年生になった喜びが伝わります。 |
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け | げんきなかみ 福音館書店 2012年ちいさなかがくのとも5月号 (作)たにうちつねお (写真)いちかわかつひろ |
ちいさなかがくのとも最新号です。 「かみにひめられた力=バネ」を表しました。 画用紙で遊んだ覚えがあるページが次々に。 面白いです。 画用紙は絵をかくだけでなく、こんな遊びも出来ます。 子ども達もきっとうやりますヨ。 |
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げんきなマドレーヌ 福音館書店 1972年 (作・絵)ルドウィッヒ・b-メルマンス (訳)瀬田貞二 |
パリの寄宿舎に住むマドレーヌと11名の女の子のお話。 オシャレなパリの雰囲気が絵から存分に味わえ、 瀬田貞二氏の日本語がその雰囲気を損なわず、 文のリズムは声に出して読むと一層心地よい。 |
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こ | こいぬがうまれるよ 福音館書店 1982年 (文)ジョアンナ・コール (写真)ジェローム・ウェクスラー (訳)つぼいいくみ |
ダックスフントのこいぬが生まれ、歩けるようになるまでを その子犬を貰うのを楽しみに待っている女の子の目で観察している モノクロの写真絵本。 身近に犬が居ない子どもにも、 生まれた子犬の育つ喜びが伝わる絵本です。 |
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こいぬのうんち 平凡社 2000年 (文)クォン・ジョンセン (絵)チョン・スンガク (訳)ピョン・キジャ |
韓国の絵本です。 なんの役にも立たないと嘆いていたうんち。 やがて春が来て、こいぬのうんちの愛で 見事な花が咲きます。 |
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仔牛の春 偕成社 1999年1月 (作・絵) 五味太郎 |
雪が解け、土が見えると、芽が出て、育ち、収穫。そして また冬が来る。 子うしの背中に五味ワールドが広がる。 小学中学年以上にじっくりと味わって欲しい絵本だ。 |
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こぐまちゃんおはよう こぐま社 1970年 (著)森 比佐志・わだよしおみ (絵)若山 憲 |
こぐまちゃんえほん第1集 朝起きてから夜寝るまでの こぐまちゃんの一日を描いています。 子ども達は自分の一日をこぐまちゃんと重ね合わせ 楽しむでしょう。 |
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こぐまちゃんとどうぶつえん こぐま社 1970年 (絵)わかやまけん (著)森 比左志 わだよしおみ |
こぐまちゃんシリーズの3冊目 こぐまちゃんは動物園でいろんな動物に出会います。 出版社の解説に寄れば、 この絵本には①導入の工夫 ②特徴的な動きで動物を描く ③動物の生態を描く の三つのポイントがあるそうです。 どの動物も単純な絵ですが、その特徴がズバリと描かれ ているので どんな小さな子ども達にもきちんと届きます。 |
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こぐまちゃんとふうせん こぐま社 1972年 (作)わかやまけん |
こぐまちゃんえほんシリーズ第3集 子ども達の身近にある玩具の風船。 高く空へ飛んでしまう風船。 なかなか膨らませられない風船。 膨らませようとすると口から飛び出す風船。 お母さんが大きく膨らませた風船。割れちゃう風船。 風船のその時その時の状態でこぐまちゃんの遊び方が変わる。 子ども達はこぐまちゃんになりきってこの絵本を愉しみます。 |
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こぐまちゃんのみずあそび こぐま社 1971年 (著)森 比佐志・わだよしおみ (絵)若山 憲 |
こぐまちゃんえほん第2集 おともだちのしろくまちゃんといろんなことをして水あそび。 暑くなってきた時期に読むと子ども達は大よろこび。 |
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ココロのヒカリ 文研出版 2010年 (文)谷川俊太郎 (絵)元永定正 |
「もこもこもこ」の谷川俊太郎氏と元永定正氏による第2作 「こころのひかり」ってなんだろう? どんなもの?どこにあるの?どんないろ? 優しく問いかける言葉とドラマチックな絵が子どもたちに語りかけます。 何度も何度も読み返したくなる絵本です。 |
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こすずめのぼうけん 福音館書店 傑作集発行1977年4月 (作)ルース・エインズワース (画)堀内誠一 (訳)石井桃子 1976年こどものとも4月号 |
子どもの背伸び心を描いた物語。 「出来る!」と思ってやってみたが、段々と心細くなっていく こずずめの様子を次々に出会う鳥たちの言葉で表している。 石井桃子の日本語が美しい。 |
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こすってこすって 福音館書店 2015年ちいさなかがくのとも1月号 (作)福知伸夫 |
子どものころ一度は熱中した事のある人も多いでしょう。 こすり過ぎて つい畳の上までクレヨンの色が!! 物には形があることに気づき、それを楽しむことも 科学する心の始まりです。 |
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コッコさんとあめふり 福音館書店 2003年 (作・絵)片山 健 |
雨が続き、コッコさんはてるてる坊主を作り、 「あしたてんきにしてください」とお願いします。 でも願いは天にはなかなか届きません。 コッコさんはてるてるぼうずに工夫をこらします。 コッコさんの願いと優しい心が天に届くでしょうか? |
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コッケモーモー! 徳間書店 2001年 (文)ジュリエット・ダラス・コンテ (絵)アリソン・バートレット (訳)たなかあきこ |
ある朝、時を告げようとしたのに、鳴き方を忘れちゃったおんどり。 仲間からは、バカにされたり、呆れられたり・・・。 さて、おんどりは、鳴き方を思い出せるかな? 絵が強烈です。それに負けない様、大きな声を出して読んで欲しいな。 |
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こっちむいて 福音館書店 2006年ちいさなかがくのとも1月号 (作)山崎英介 |
動物の絵や写真は沢山あるけれど、 顔の真正面からの絵って あまりないよね。 それがこの本。 へぇ~こんな顔してるんだぁ!!って声が聞こえてくるよう。 実に楽しい絵本だ。是非、ハードカバー出版を願う。 |
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こっぷ 福音館書店 1976年 (文)谷川俊太郎 (写真)今村昌昭 (AD)日下 弘 1972年かがくのとも2月号 |
どこにでもある「こっぷ」 普段何気なく使っている私達。 水を入れたらどうなるかな?それをのぞいたら? 光を当てたら? 熱くしたらどうなる? 猛烈に熱くしたら? 色んな事がやれますよ。 谷川俊太郎の詩が優しい科学絵本です。 |
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子どもたちの遺言」 佼成出版社 2009年 (詩)谷川俊太郎 (写真)田淵章三 |
作者・谷川氏が子ども達に向かって遺言するという発想から 子どもたちが大人に向かって遺言するという逆転の考えから 生まれた12編の詩集。 レンズを見つめる子どもたちの瞳が澄んで美しい。 |
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こねこねこ 福音館書店 2010年こどものとも年少版12月号 (作)きむら よしお |
「こねこねこねこ」「こねこねこ」 ・・・さあ、何をしてるかわかるかな? ゆかいな年少向けの言葉遊びです。 |
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こねこのチョコレート こぐま社 2004年 (作)B・K・ウィルソン (絵)大社玲子 (訳)小林いづみ |
明日は弟のクリストファーの3歳の誕生日。 ジェニーはおかあさんといっしょにプレゼントを買いに出かけます。 素敵なプレゼントが見つかりました。それは可愛い箱入りの 「こねこのチョコレート」でした。 弟を想って買ったチョコレートはとっても美味しそうでした。 ハラハラ・ドキドキしながら進んでいく物語、 嬉しい結末が待っています。 |
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このあいだに なにがあった? 福音館書店 2010年4月号)月刊かがくのとも 493号 (作・絵)佐藤雅彦+ユーフラテス |
左右に2枚の写真、 まん中には「このあいだに、なにがあった?」の文字。 子ども達は、考える、考える。どこが違うかなァ??? アッ!分かった‼‼時の瞳、科学の目になってる!! |
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このにおい なんのにおい こぐま社 1993年 (作)柳原良平 |
身の回りには色んなにおいがある。 好き・嫌い・美味しい・懐かしい・嬉しい 「臭い」「匂い」「におい」「ニオイ」・・・。 今感じるにおいは どんなにおい? 「かおかおどんなかお」では表情が、今回は「におい」が絵になった。 |
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このゆきだるまだーれ? 福音館書店 1997年 (文)岸田衿子 (絵)山脇百合子 |
ソリ遊びが大好きなもみちゃん。 森の動物たちといっしょにすべります。 でも、たいへん!みんなが次々にソリから落ちて 転がって行ってしまいました。 もみちゃんが一人ですべっていって止まったら、 あれあれ?見たことのないゆきだるまがころがっています。 このゆきだるまは、だれかな? 雪が降る頃に読みたい絵本です。 |
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このよでいちばんはやいのは かがくのとも絵本 福音館書店 2011年 (原作)ロバート・フローマン (翻案)天野祐吉 (絵)あべ弘士 2006年かがくのとも4月号 |
この世で一番速く走れるのは何かな? カメとうさぎを比べることから始まって、それより速いのは?… と、次々に速い動物や物が出てきて、 子ども達をグイグイ引き込む内容です。 さて、この世で一番速いのはいったい何なのでしょう。 それは絵本を読んでのお楽しみ・・・。 残念な事に訳者の天野祐吉氏は2013年晩秋に亡くなられました。 天野祐吉氏は「視線を替えて、 見方を変えて物事を観る」ことを教えてくれました。 |
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こぶじいさま こどものとも傑作集 福音館書店 1980年 1964年こどものとも1月号 (再話)松居 直 (画)赤羽末吉 |
額にこぶのあるじいさまが 山で一夜を明かしていると、鬼たちがやって来て… 「こぶとりじいさん」等で知られる日本の民話の再話。 こぶじいさんの踊っている姿が 柔かい色合いの大和絵と墨絵で描かれていて印象的です。 |
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こぶたのプーちゃん 福音館書店 2014年こどものとも年少版4月号 (文)本田いづみ (絵)さとう あや |
散歩へでかけたこぶたプーちゃんは、 ぬかるみで、乾草の山で、たんぽぽのはらで遊びます。 出合った動物たちは プーちゃんの姿にビックリ 逃げてしまいます。 でも誰かさんには プーちゃんだとわかりますよ。 |
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これはのみのぴこ サンリード 1979年 (作)谷川俊太郎 (絵)和田誠 |
言葉遊び絵本 始まりは短い言葉から だんだん、段々、長くなって・・・。 さあ、最後はどこへ行きつくのでしょう。 話の展開がとても面白い。さすが、言葉の達人作だ。 |
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ごろごろにゃーん 福音館書店 傑作集1984年2月発行 (作・画)長 新太 1976年こどものとも1月号 |
ねこを乗せた飛行機は「ごろごろ にゃーん」と なきながら、いろんな所の上を飛んでいく。 子ども達にはぜひ長さんの絵本に出会って欲しい。 |
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こんとごん てんてんあるなしのまき 2017年福音館書店かがくのとも3月号 (文)織田道代 (絵)早川純子 |
文字に「てんてん」が付くか付かないかで 言葉が変わる! こんなことに気づいていたかな?・・・ と、子ども達に気付きを促し、楽しませてくれる絵本。 大人も思わず「おもしろい!」と唸りますよ。 |
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こんにちは 福音館書店 1980年 (作)わたなべしげお (絵)おおともやすお |
くまくんの絵本シリーズ くまくんが「こんにちは」とごあいさつします。 するとみんなも「こんにちは」とあいさつを返してくれます。 日常に欠かせない「あいさつ」を小さな子どもにわかるように 描かれています。 読んで貰っている子ども達も自然に「こんにちは」と声を出します。 いい絵本です。 |
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こんにちワニ PHP研究所 1999年 (作)中川ひろたか (絵)村上康成 |
わははは!ことばあそびブックシリーズ第1弾 子ども達の大大好きな“ダジャレ”満載。 読み聞かせで開くと、 子ども達は口々に「○○だ!」「◆◆だ!」と声を上げます。 長く・内容の重いお話の本を読んだ後などには、気分転換に使えます。 |