さ行の絵本

   
   さくら
福音館書店 2010年1月
(作)長谷川摂子 (絵)矢間芳子

2005年かがくのとも4月号
絵本「さくら」の表紙 ソメイヨシノの1年を描いた科学絵本。
初夏の桜の葉は深緑で風にサワサワと揺れ、 
秋には茜色となり、落ち葉となる。 
冬の枝先には小さな固い芽が春を待っている。
桜が語る物語が、読む人の心を和らげる。
さつまのおいも
童心社 1995年
(文)中川ひろたか (絵)村上康成
保育士でもあった中川氏の初めての作品。
「さつまいも」はホントにそんなことするのぉ????
・・・・という子どもたちの声が聞こえてくる。
芋ほり遠足の前後に読みたい絵本だ。
 
サラダだいすき
ひさかたチャイルド 2001年
(作・絵)梅津ちお 
 
子ども達がお母さんの気持ちになってサラダを作ります。
さあ一緒に切りましょう!
トマトを とんとんとん、きゅうりを とんとんとん。
これまで食べられなかったお野菜も 
この絵本を見た後は、きっと食べられるようになるでしょう。
 
サラダでげんき
こどものとも傑作集
福音館書店 1992年
(作)角野 栄子 (絵)長 新太
こどものとも1981年5月号
 
りっちゃんのお母さんが病気になりました。
そこで、りっちゃんはお母さんに元気になってもらいたいと、
サラダをつくることにしました。
色んな動物たちが助けてくれますヨ。
 
さてどんなサラダができたでしょう。。
サリーのこけももつみ
岩波書店  1986年
(文・絵)ロバート・マックロスキー 
(訳)石井桃子
 
こけももとは、ブルーベリーの一種と言われている。
冬食べるジャムにするこけももを摘みに行ったサリーのお話。
モノトーンで描かれた絵が物語をしっかりと伝えてくれるので
小さい子ども達でもグイグイと引き込まれる。
流石に、60年以上も読み継がれている絵本だ。
さるとかに
銀河社 1974年
(文)神沢利子 (絵)赤羽末吉
 
「さるかに合戦」「かにむかし」とも言われているお話。
その中でも、この本は、赤羽末吉氏の迫力ある絵は素晴らしく、
また、神沢利子氏の
「はようめをだせ、はようきになれ、はようみがなれ」と
かにが急き立てる文はリズムがあり、子ども達を楽しませる。

読み聞かせでは、この絵本を是非読んでやってもらいたい。 
さる・るるる
絵本館  1979年
(作)五味太郎
 
「さる」の動きとそれを二語で表す。
五味ワールド全開!
何度読んでも、楽しく、愉快にさせてくれる。
 
さる・るるる onemore
絵本館   1991年
(作)五味太郎
「さる・るるる」の二作目。
こんどのさるは、なにを「する」のかな?
五味氏の巧みな言葉遊び。流石です。
大人にも是非であって欲しい。
さんさんさん
絵本館 1985年
(作)五味太郎
 
リズミカルな韻。
言葉の可笑しさ。
正しく、五味ワールドの言葉遊び絵本です。
 
 サンドイッチ サンドイッチ
福音館書店 
幼児絵本2008年9月発行
(作)小西英子
2005年こどものとも年少版4月号 
 
みんなが大好きなサンドイッチ。
絵が本物そっくりで、まるで本物のサンドイッチが
出来上がったかの様。
思わず、「いただきまーす」と声が出る。
 三びきのやぎのがらがらどん
    福音館書店 1965年7月
北欧民話ノルウェー昔話集の一篇
  (絵)マーシャ・ブラウン
  
(訳)瀬田貞二  
絵本「三びきのやぎのがらがらどん」の表紙 子ども達が大好きな絵本。
三びきのやぎ=がらがらどん達が 知恵と勇気でトロルと闘い、
山の草場で太る話。 表紙の絵からグイグイと引き込む。
無駄のない文章で、特に、がらがらどんが橋を渡る
「音」は、繰り返しのリズムが心地よく、子ども達は必ず覚え、
読み聞かせでは大合唱となることも。 
そして、おしまいの言葉「○・○・○」を聞くと、
必ず「もう1回」と声が。
瀬田貞二氏は 自書「子どもの本評論集 絵本」の中で
3か所にも取り上げている。
ジオジオのかんむり
福音館書店 1978年
(作)岸田衿子 (絵)中谷千代子
1960年こどものとも7月号
 
ライオン王さまのジオジオも歳を取りました。
つまらない日々のジオジオは、だれかとゆっくり話がしたいの
ですが、周りの動物たちは怖がって近づこうとしません。
そんな時、一羽の鳥が話しかけてきて・・・・。
ジオジオと鳥の交流が始まります。
鹿よ おれの兄弟よ
福音館書店 2004年
(作)神沢利子 (絵)G・D・パヴリーシン
昔、人は他の命をいただいて自分の命をつないで、
生き続けてきた。
その命を育む地・自然に感謝する心。
神沢さんの力強い詩と、バヴリーシンの力強く美しい絵が、
読み手をしんとした気持ちにさせる。
 
  しきぶとんさん
     かけぶとんさん
        まくらさん
    福音館書店 2014年
     (作・絵)高野文子
 2010年こどものとも年少版2月号
漫画家である作者の初めての絵本。
子どもの頃「おねしょ」や「こわいゆめ」が心配で寝るのが怖いという経験は
だれにでもあると思う。そんな思いがお話になりました。
安心して眠れるようにお布団や枕にお願いする男の子への返事、
「まかせろ まかせろ おれにまかせろ」の言葉が心強い。
お布団や枕の表情が優しい。
 
したきりすずめ
福音館書店 1982年
(再話)石井桃子 (画)赤羽末吉
 
数ある同名絵本の中でもずば抜けた絵と再話文。
うしあらいどん、うまあらいどんもお話が展開すると
表情も変わる。この細かい表現が素晴らしく、
絵の隅々まで見る子ども達には、
この絵本でこの昔話を届けたい
 
仕立屋のニテチカさんが
        王さまになった話
偕成社 2010年
(作)コルネル・マクシンスキ
(絵)ボグスワフ・オルリンスキ
(訳)安達和子
 
陽気な仕立屋ニテチカさんは、針の穴を通れるほど細い細い体。
ある日占いで「東へいけば、王になれる」と告げられ、裁縫道具一式を持って出かけます。途中で出会った「伯爵」と名乗るかかしと一緒に、
悪魔の家で食事に招待されたり、土砂降りの町にひっぱりこまれたり。
愉快な珍道中を繰り広げる ポーランドに伝わる昔話。
ポーランド人画家描き下ろしの絵も魅力です。
お話のテキストでは、「イトチカさん」という。
 
しまふくろうのみずうみ
ベネッセ 1982年
(絵と文)手島圭三郎
 
手島圭三郎絵本デビュー作 絵本にっぽん大賞受賞作品
北海道の山深くの森に棲むしまふくろうの子育てのお話。
日が落ち、月が空に昇る頃しまふくろうのおとうさんが湖で子ふくろうの餌となる魚を狙います。子ふくろうに餌を与えるために、しまふくろうの夫婦は一晩に何回も何回も交替で魚を捕りに出かけていきます。
 
しもばしら
かがくのとも傑作集
福音館書店2004年
(作)野坂勇作
2002年かがくのとも12月号
 
寒い朝、畑へ行ったはーちゃんは 歩く度に聞いたことのない
ふしぎな音を耳にします。
 歩いた後を見ると 
地面から何かが生えているみたいに見えました。
霜柱との出合いです。
家で簡単にできる実験も紹介され、興味がわきます。
冬の時期、子ども達にはぜひ出合って欲しい科学絵本です。
しっぽのはたらき
かがくのとも傑作集
福音館書店 1972年
(文)川田健 (絵)薮内正幸
(監修)今泉吉典
1969年かがくのとも4月号
 
月刊かがくのとも創刊号
子ども達に「科学する心」を
と創刊された。
「どうぶつのしっぽ」は どんな形?どんなことに役立つ?
関心を持ち、興味を示し、不思議がり、感動する。
不思議に思う気持ちや感動は、子どもの心の成長には
欠かせない。
40年以上も子ども達を引きつけて止まない絵本。
 
しゃっくりがいこつ
セーラー出版 2004年
(作)マージェリー・カイラー
(絵)S・D・シンドラー
(訳)黒宮純子
ヒック、ヒック、ヒック・・・・
シャワー中も、骨の手入れ中も
がいこつのしゃっくりが止まりません。
どうやったら止まるのか、色々試してみます
さて止まるのでしょうか?
アメリカらしい絵が楽しい。
  じゃぐちをあけると
福音館書店2009年6月
幼児絵本ふしぎなたねシリーズ
ちいさなかがくのとも2004年4月号
(作)じんぐう すすむ
面白いです。こんな視点があったとは!
子ども達は 興味津津。
早速、洗面所で お風呂場で蛇口をひねります。
親子のおはなし会では、ママ達に「やらせて下さいネェ」
とお願いします。
 
11ぴきのねことあほうどり
こぐま社  1972年
(著)馬場のぼる
コロッケ屋の11ぴきのねこたち、
売れ残ったコロッケを食べるのに飽きちゃった。
とりのまる焼きが食べたい。・・・と思っている処へ、
1ぴきのあほうどりが! 彼には10匹のきょうだいがいると知り
舌なめずりするねこたち。
望み通りに とりのまる焼きを食べられるかな?
11ぴきのねこふくろのなか
こぐま社
(著)馬場のぼる
 
  今回の11ぴきのねこたちは遠足です。
歩いていくと「花を取るな」「橋を渡るな」など禁止の立て札が立っています。
でも、ねこたちは花を取り、橋を渡って、とうとう「入るな」と書いてある大きな袋の中へでも入ってしまいました。
ところがその袋は大きな化け物が仕掛けていたのでした。
さあ大変!ねこたちはどうなるのでしょう?
14ひきのあさごはん
童心社1983年
(作・絵)いわむらかずお
 
14ひきシリーズ2冊目
森の朝、いっくん達7ひきは野イチゴ摘みに出かけます。
お留守番の7ひきは朝ごはんの支度。
仲良し14ひき家族、今朝はどんな朝ごはんができるかな?
 
 14ひきのおつきみ
童心社 1988年
(作)いわむらかずお
 
14ひきシリーズ6作目
ねずみの一家が棲家のブナの木にお月見台を作ってお月見。
日が西に傾き、お月見台が夕焼けに染まる。夜になるよ。
「お月さまを見る14匹の後ろ姿」
・・・・このページで子ども達は息をのむ。
絶品の月の出だ。
 
 14ひきのぴくにっく
  童心社  1986年
  (作)いわむらかずお
14匹シリーズ5作目。
春 お弁当を持ってみんなでピクニック。
花もいっぱい咲いている。
かえるにもや小鳥にも新しい命がそだっている。
 
 十二支のしんねんかい
こぐま社  2012年
(文)みき つみき (画)柳原 良平
干支を 子ども達のよく知っている柳原氏の絵と
楽しい語呂遊びで、子ども達に愉快に紹介。
子ども達は自分の干支の動物を身近に思うでしょう。
みき氏の2冊目の絵本。
しょうぼうじどうしゃじぷた
福音館書店  1963年
(作)渡辺茂男 (絵)山本忠敬
大きな火事では、活躍の場がない小さな消防自動車のじぷたは、
自分がとってもちぽけで、醜く思われて悲しい思いでしたが、
ある日、山小屋が火事になり、大活躍。
50年以上も子ども達に支持され続けている、大人気の絵本。
 しりとりあそび あか・みどり・き
小学館  2008年
(著)星川ひろ子 星川治雄
写真家夫妻による「赤・緑・黄」の三色を題材にした
楽しいしりとり絵本。
表紙も裏表紙もこの三色を持つ果物。
それぞれの赤・緑・黄色が鮮やかです。
他にシリーズ本「しろとくろ」「ちゃいろ」があります。
 
しゃしんであそぼシリーズ
しりとりあそび
しろとくろ
小学館 2008年
(著)星川ひろ子 星川治雄
 
しりとりあそび@ 白と黒でしりとりしましょ!
始まりは、しろとくろの「ろ

さあ、白と黒があるのってどんなものかな?
しっかり考えてみよう!
 
しりとりのだいすきなおうさま
鈴木出版 2001年
(作)中村翔子 (絵)はたこうしろう
 
しりとりの大好きな王さまのお食事の話。
しりとり順に食べ物が出てこないと不機嫌な王さまが、
お終いに食べる食べ物を決め、それに行きつくしりとり順の
食べ物を出すよう命じます。
王さまの命に沿う料理人は大変です。
いったいどんな食べ物が出てくるでしょうか?
ジルベルトとかぜ
冨山房  1975年
(作)マリー・ホール・エッツ
(訳)たなべいすず
 
土色の画用紙にモノトーンで描かれた絵と
詩のように美しい言葉で表現された風と遊ぶジルベルト

その表情や動きを愛情あふれて描いている絵を見ると
エッツが、いかに子どもを大切にし、愛しているかが分かる。

子どもには出合わせたい一冊だ。
子ども達に絵本を届ける人は、是非読んで下さい。
 しろくまちゃんのほっとけーき
  こぐま社 1972年
  (作)わかやまけん
(森比左志・わだよしおみ)
 
こぐまちゃんえほん第3集
ホットケーキの材料やつくり方に興味がわき、
作りたい!気持ちになる絵本。
ホットケーキのにおいがしてくる楽しい絵本。
 
くろねこさんしろねこさん
童心社 2014年
(文)得田之久 (絵)和歌山静子
 
くろねこさんしろねこさんおうちの外へ出た!
あれあれ!!くろねこさんの姿が見えなくなった!
こんどは物干しのシーツの前、しろねこさんの姿が見えなくなった!
くろねこさんの金色の目、しろねこさんの緑色の目、
子ども達は直ぐに気がついて見つけ出しますよ。
 
しんせつなともだち
福音館書店 1965年
(作)ふあん・いーちゅん
(恵)村山知義 (訳)君島久子
 
冬、食べものを探しに行った子うさぎはカブを二つ見つけました。
一つだけ食べて、もう一つを友だちのろばへ届けます。
ろばは留守だったので置いて帰ります。食べ物を探しに行っていたろばは
カブを見つけて驚きますが、そのカブをヤギへ届けます。
友だちを思いやる暖かい気持ちが回り回って子うさぎに届きます。
村山氏が冬の動物たちの表情を美しく描いています。
冬の時期、3歳過ぎた頃に出合わせたい絵本です。
 
じんべえざめ
扶桑社  1991年
(作)神宮 晋
大海原を悠々と泳ぐジンベエザメを詳細に描き出し、
その泳ぐ姿にぴったりのゆったりとした文章が心地良い。
作者は 風や水といった自然の力で動く彫刻を作る芸術家と
して、国際的に活躍している。印税の全てはWWFJapan
(=世界支援保護基金日本委員会)に寄付される
(巻末の紹介文参照)
  すいか
福音館書店 1974年8月
(作)ひらやまえいぞう
モノクロで描かれたスイカの絵。綺麗だ。
どっしりとした重量感も みずみずしいその姿も
この白黒の中に見えるのが不思議。
手にとって読んで欲しい一冊だが、
残念なことに
絶版となっている。復刊を呼び掛けたい。  
すいかのたね
福音館書店 1982年
(作・絵)さとう わきこ
 
ばばばあちゃんがにわに穴を掘ってすいかのたねをまきました。
その様子をこねこが見て・・・、こいぬが見て・・・、うさぎが見て・・・、
きつねが見て・・・、ばばばあちゃんまで見て、
みんながあんまりかってなことばかりいうので、すいかが怒った。
芽を出して、つるがどんどんどんどん伸びていって、
なんとなんと庭から林の中から、ばばばあちゃんのベッドの上にも
大きなすいかがドデーン!!。
ずーっとずっとだいすきだよ
評論社1988年
(絵・文)ハンス・ウィルヘルム
(訳)久山太市
犬のエルフィーと一緒に大きくなった男の子
でも、犬の方が歳を取るのが早かったから、
ある朝、エルフィーは死んでいた。
大の仲良しで毎晩「だいすきだよ」と言って
過ごしてきたから 寂しい気持ちが我慢できる。
気持ちを伝えてきて良かったな。
  せかいいちうつくしいぼくの村
ポプラ社 1995年
(作・絵)小林 豊
 
1990年頃に始まって今もなお戦火にあるアフガニスタン
草花が咲き乱れ、おいしい数々の果物が実る村、
パグマンに住んでいた男の子のある日のお話。
その美しい自然に溢れていた小さな村は、破壊されて
今はもうありません。
日々色々な情報で戦争の悲惨さを見聞きしていても
実感できていない子ども達は、この絵本と出合うことで、
戦争の空しさ、恐ろしさ、虚しさを知り、
自分の国の平和の有難さを実感出来ることでしょう。
 
せきたんやのくまさん
福音館書店 1987年
(作)フィービとセルビ・ウォージントン

(訳)石井桃子 
「せきたん」…ってわからないみたいだけど、
1ふくろで「どかん」 2ふくろで「どかん どかん」
数が合うのが面白くて お話についてこれるのかな?
ゼラルダと人喰い鬼
評論社  1977年
(作・絵)トミー・ウンゲラー
(訳)たむらりゅういち・あそうくみ
 
人喰い鬼がいて子どもの姿が見つからない町のお話
心優しく、お料理大好きなゼラルダは ある日腹ペコで倒れた
人喰い鬼と出会い、美味しい食べ物を作ってあげます。
それから・・・二人はどうなっていくのでしょう。
せんたくかあちゃん
こどものとも傑作集
福音館書店   1978年
(作。絵)さとうわきこ
1978年こどものとも8月号
洗濯が大の大の大好きなかあちゃんは 
「いい天気だネェ」と くつでも犬でもねこでも人でも 
家中のものなんでもかんでもたらいに放り込んで
ごしごし ごしごし洗って、ピーンと張った紐に干します。
それを見た雷様が、大好物のおへそを取りにやってきます。
さあそれから、どうなるでしょうか?
せんたくばさみがあつまって…
福音館書店
(作)さとうゆみか 
(撮影)ピーター・ルービン
2011年かがくのとも8月号
 
せんたくばさみが段々集まってきて、動き出し、
色んな形に変化しながら、大空を自由に動き回る。
その躍動感が気持ちいい。
この夏、是非子ども達に見せたい1冊。
ハードカバー出版が待たれます。
 せんたくばさみなにしてあそぶ?
福音館書店
(特製版)2017年
2008年かがくのとも5月号
(作)さとうゆみか (撮影)西山悦子
せんたくばさみで遊びましょう!
二つくっつけて、三つくっつけて、四つ五つくっつけて・・・。
もっともっとたくさんくっつけて!色んな物を作りだそう!
想像の世界が広がりますよ。
「せんたくばさみがあつまって」の前作です。
せんねんまんねん
理論社 2008年
(詩)まどみちお (絵)柚木沙弥郎
 
まどさんの詩の絵本。
太古の昔から繋がりながら続いている命。 
この詩の壮大な世界を柚木沙弥郎が夢のある絵
で表現しています。
  ぞうきばやしのすもうたいかい
福音館書店
2012年こどものとも年少版7月号
(作)広野多珂子 (絵)広野研一
虫好きの子どもたちに人気が出そうな絵本。
夏の虫が切り株の上ですもうをとる。
虫がつややかに描かれて、目の前で闘っている様だ。
読んでやると、子どもたちが口々に虫の名を当てっこするだろう。
 ぞうくんのあめふりさんぽ
こどものとも傑作集
福音館書店  2004年
(作・絵)なかのひろたか
「ぞうくんのさんぽ」第2弾
今度は水の中でお散歩します。
でも、ぞうくんは泳げません。
それでも大丈夫。わにくんが背中に乗せてくれます。
次はかばくんにのり、かめくんにも乗り、散歩は続きますが・・
今回も楽しい愉快なお話です。雨の時期にぴったりです。
 
ぞうくんのおおかぜさんぽ
福音館書店 201年
(作・絵)なかのひろたか 
2006年こどものとも601号
ぞうくんのさんぽシリーズ第3弾。
今回はおおかぜの中を散歩します。
いつものお友達とどんな散歩になるのかな?
前の2冊と出合っている子どもたちは、
表紙の絵から 直ぐに興味深々。
 
ぞうくんのさんぽ
こどものとも傑作集
福音館書店 1977年
(作・絵)なかのひろたか
(レタリング)なかのまさたか
1968年こどものとも6月号
ぞうくんは力持ちです。
散歩の途中で、
かばくんとわにくんとかめくんをのせて歩きます。
・・・・が、転んでしまいます。
さあ、たいへん、! 
でも、、、、大丈夫でしたよ。。。どうしてかな?
ぞうのせなか
講談社 2007年
(作)秋元康 (絵)網中いづる
死期を知った父親のぞうが息子に生きていく知恵を授けるお話
ゾウは死期を悟ったら 自ずから群れをはずれて、死に場所に向うと言われる。
そんな 俗説を元に 作者が創作したお話
そしたらそしたら
福音館書店 2000年
(作)谷川俊太郎 (絵)柚木沙弥郎
 
青いビー玉が転がって池に落ちたら、かばがくしゃみを。。。
そしたらそしたら、、、と次から次におかしなことが起こります。
そして、また青いビー玉が転がって。。。といつまでたっても終わりません。言葉の面白さは勿論、柚木さんの絵が迫力満点。大人でもとりつかれそうです。
 
そらいろのたね
福音館書店
傑作集1967年1月発行
(文)なかがわりえこ
(絵)おおむらゆりこ
 1964年こどものとも4月号
 
きつねにもらった種をまいたら、お家が生えてきた!
こんなことがあったらいいネ、あるかも!
・・・と子どもたちと話しながら読みたい、
里枝子・百合子姉妹による絵本。
そら はだかんぼ
偕成社 1987年
(作)五味太郎
 
「ライオンくん、おふろですよ」とママの声。
ライオンがはだかんぼうになるなんて、おかしいよね。。と言いながらも
たてがみを脱いじゃった!あれれ、、くまくんだったの??
でもまだまだつづきがありそう・・。
男の子がお風呂に入るだけのお話だけど、こうまで面白く出来るのは
流石に五味太郎さん。
 
そらまめくんのベッド
福音館書店 1999年
(作・絵)なかやみわ
 
そらまめくんのベッドはそらまめのさやです。
そらまめくんのじまんのベッドは、
白い綿毛がついていて、フワフワやわらかい。
お友だちが貸して!っていっても いやです。
ところが、ある日、ベッドがなくなってしまいます。
さがしまわって、さがしまわって、やっと見つけたら、
大きな大きなウズラがその上にすわっているではありませんか!
さあ、そらまめくんはどうするのでしょうか?
空豆の出来る頃に子どもに読んでやりたい絵本です。


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