ま行の絵本

   
まあちゃんのながいかみ
福音館書店 1989年
(作・絵)たかどのほうこ

1989年 こどものとも年中向き9月号
お友達のはあちゃんとみいちゃんは長い髪。
まあちゃんの髪は短い。
そんなまあちゃんが髪を伸ばすと・・・・。
まあちゃんの想像の世界は、とにかく愉快で楽しい。
是非、女の子達には 出会って欲しい絵本です。
まいごのアンガス
福音館書店 1974年
(作・絵)マージョリー・フラック
(訳)瀬田貞二
 
何にでも興味津々のアンガスは、にわにも、うちにも、ねこにも
もうすっかりあきあきしてしまったけれど、
家に配達にくる牛乳屋さんはどこからくるんだろう?、
家の前の道はどこへつづいているんだろう?
と、今度は家の外のものが知りたくて知りたくてたまりません。
ある日表の門から出て行きました。
さあ、次なる冒険の始まりです。
まこちゃんとエプロン
福音館書店
2011年こどものとも4月号
(作)こさかまさみ (絵)やまわきゆりこ
 
いつもママのエプロンのひもをぎゅっと握っているまこちゃん。
ママのエプロンのひもはまこちゃんの安心の元。
今日はお洗濯物を干しにお庭に出ました。
ちょうちょを見つけたまこちゃん、ここから物語が始まります。
 
こどものとも絵本
まちにはいろんなかおがいて
福音館書店 2013年 
(文・写真)佐々木マキ
2010年ことものとも年中向き10月号 
待って、待って、待って・・・のハードカバー発刊です。
写真も言葉も素敵!
どの年齢の子ども達にも出会わせたい

そして、どんな顔するか見たい。
まっくろネリノ
偕成社 1973年
(作)ヘルガ・ガルラー
(訳)やがわすみこ
 
ネリノはまっくろ。お兄さんたちはきれいな色をしている。
だから、ネリノはいつも兄弟から仲間はずれ。悲しいしさみしい。
けれどもある日、お兄さんたちがいなくなった!
探して探して兄さんたちを見付けたところは、鳥かご。
ネリノは自分の身体の色を使って、兄さんたちを救い出す。
皆と同じじゃなくてもいいんだよ、違っていてもいいんだよ!
と勇気をくれるお話。
 
まちんと
偕成社 1983年8月
(作)松谷みよ子 (絵)司 修
 
広島原爆で被害者の女児が「まちんと・・・まちんと」と
トマトを欲しがって死んでいった。
命の大切さを小さい子ども達にも分かるように、
平和を願って描かれた絵本

子ども達に夏読んでやって欲しい。
 まどからおくりもの
偕成社  1983年
(作・絵)五味 太郎
 
五味太郎さんによる仕掛け絵本
サンタさんが次々にプレゼントを届けるが・・・
何かが少し違ってるぅ〜〜〜???
クリスマスが近づくと 必ず子ども達に読むが
やっぱり面白い!
 
まのいいりょうし
福音館書店 1975年
(再話)瀬田貞二
(画)赤羽末吉
1985年普及版こどものとも1月号
(再版)2013年こどものとも年中向き1月号
小気味よいテンポの再話文とダイナミックな絵が
おはなしの面白さを増幅してます。
是非、出合って欲しい昔話です。
読み聞かせの場合は、練習は必須
 
まほうのコップ
福音館書店  2012年
2008年ちいさなかがくのとも7月号
 構成/藤田千枝 写真/川島敏生
文/長谷川摂子
 
どこの家にもあるガラスのコップ・ビン。
水を入れ、後ろに物を置いてみると・・・
あ〜らふしぎ!! 形が変わった!
子ども達が自分でやってみることが出来る「科学実験」絵本
科学絵本シリーズ
 
まるまるまるのほん
ポプラ社 2010年
(作)エルヴェ・テュレ (訳)谷川俊太郎
 
初めは黄色いまる一つ。
その黄色いまるをおしてみたら、、、二つになった。
もう一回おしてみたら、、三つになったよ。
まるを指でおしたり、なでたり、するとあれあれあれ・・・!
子どもといっしょに遊ぶ絵本です。
集団の読み聞かせで子ども達の集中が切れたり、
退屈したりした時の気分転換に使えます。
 
マンホールからこんにちは
徳間書店 2002年
(作)いとうひろし
 
お使いの帰り道、ぼくは、
マンホールから首を出しているキリンと出会った。
キリンは迷子だった。
ナンセンスだけれど、どこにあるでもあるマンホールが
不思議な世界の入り口だと考えるとワクワクします。
 
みず
福音館書店 1987年8月
(作)長谷川摂子 (写真)英伸三
(友人からの借り本)
 
水遊びの楽しさ、水の不思議を、水の造形の美しさを
写真で紹介した絵本。 
長谷川氏の生き生きした文が 読み手を水遊びへ誘います。

残念なことに絶版です。復刊を熱望しています。
みずたまレンズ
福音館書店 2008年
(作)今森光彦
かがくのとも2000年6月号
 
小さな水滴=みずたまは、とても綺麗ですね。
その中にいろんなものが見えます。
今森氏は「水玉を撮るようになってから嫌いだった雨の日が
好きになりました」とのこと。
子どもたちに素敵な夢を与えてくれる水玉の世界を
楽しんでほしい。
 
みずのたび
福音館書店 2012年
かがくのとも8月号
(作)今森 光彦
 
かがくのとも8月号。
森の奥で一滴の水が生まれ、集まり、流れが出来、川となり、湖となる。
滋賀県にある安曇川水系が舞台です。
今森氏の手による写真は ひんやりとした空気を感じさせ、
その水音が聴こえてくるようで、思わず手を浸してみたくなります。
 
みずまき
講談社  2003年
(作)木葉井悦子
 
著者はアフリカ生活を体験した後、絵本を書き始めたという。
どの頁の絵も力強く 水しぶきが飛んできそうだ。
 みつけた
 福音館書店
2005年こどものとも年少版3月号
(作)甲斐信枝
春の野原に咲く花に小さな生き物たちがかくれています。
しゃがんで見たら、見つかるよ。
 
みーつけた!
フレーベル館  1995年
(構成)ルーシー・ミクルスウェイト
(ことば)俵 万智
 
副題「絵のなかで動物たちがかくれんぼ」
名画の中の動物たち
…大人の目ではなかなか見つけられない。
俵万智氏の序文に
「子ども達は絵を見る時、余分な知識に惑わされず、
直感でその絵に応えます」
自由自在な絵の楽しみ方を思い出させてくれる1冊です。
指定絵本読み等で、ちょっと重たく感じた後にお薦めします。
 
みてみて!
福音館書店
2013年こどものとも年中向き6月号
(ことば)谷川俊太郎
(写真)小西貴士
 
こどものとも年中向け最新号。
子ども達の指に
喜びや驚きや得意げな気持ちが現れています。
子ども達をよく知っている作者ならではの写真。
谷川俊太郎の詩に その臨場感が溢れています。
 
みどりのみあかいみ
 福音館書店 1997年
(作)ごんもり なつこ
1988年こどものとも年少版5月号
初夏にできる赤と緑の実が瑞々しく描かれています。
どの実ももいで食べたくなるほどです。
子ども達にはこんな絵を届けたい。
 
みのむし
ちゃのみがのくらし
福音館書店 1979年
特製版かがくのとも 1984年
(作)甲斐信枝
 
1年間観察して出来た絵本。
みのむしは観たことがあっても、その生態は殆ど知られていない。
みのむしの巣がどうやって出来るのか、中にはどんな虫がいるのかが
素晴らしい植物や昆虫の絵を描く作者の手により緻密な絵と、
丁寧な解説で著されている。
出合った子どもはきっと興味がわくだろう。
得田さんのに比べ、小学中学年以上向け。
2009年に限定出版版されたが、残念ながら手に入りにくい。
 
みのむしがとんだ
童心社 2001年
(作・絵)得田 之久
 
甲斐さん程、詳細には描かれていないが、
みのむしが成虫となったら蛾になり飛ぶ…このことを知るだけでも
興味がわくだろう。幼児から低学年向け。
みるなのくら
日本傑作絵本シリーズ
福音館書店 1989年
(再話)小澤俊夫 (絵)赤羽末吉
 
山で薪を拾っているうちに迷ってしまった若者は
遠くに見える明かりをたよりに近づいていくと
そこは、美しい姉様がいる大きなお屋敷でした。
若者は、姉様から「みるな」ときつく言われた12番目のくらの戸を
開けてしまいました。
赤羽末吉氏の描く景色絵は、実に見事で、
「絵本は大人が楽しむもの」という福音館書店の言葉を証明している。
みんなうんち
福音館書店 
かがくのとも傑作集1981年
1977年かがくのとも7月号
(作)五味太郎
 
子どもたちはこの書名を読んだだけで大喜び。
子どもたちの大好きな「うんち」の話
いろんな動物のうんちは、
どんなかたち?・どんないろ?・どんなにおい?

いきものはたべるから みんなうんちをするんだね」 納得!
 みんなおっぱいのんでたよ
福音館書店 1999年
(作)木坂 涼 (絵)木村しゅうじ
1997年年少版・こどものとも5月号
この本を2〜3歳の子ども達に読むと必ず「のんでな〜い!」と返事が。
そして次々に動物たちが出てくると「どこにおっぱいある?」の声が。
おっぱい…大きくなったからもういらないよ!の想いが可愛い。
懐かしい・恋しいけど…ネッ
 
みんなおなじ でも みんなちがう
かかぐのとも傑作集
福音館書 店2007年

(文)奥井一満 (写真)得能通弘
2002年かがくのとも1月号
差別やいじめをやめよう!という道徳を考える本は多々あるけれど、
この本は 大上段に構えず、でもテーマがしっかりと伝えられる
素晴らしい絵本です

学校でも家庭でも、誰にでも読んで欲しい絵本です。
みんなぜんぶいろんな
ブロンズ新社 2004年
中川ひろたか(作)
奥田高文(絵)
 
形・色・大きさが違うコップ・時計
いろんなくだもの、いろんな色、
ドングリにも太いの細いの、巨大なの、物凄く小さいのがある。
人の顔もそれぞれが違う。
だけど・・・みんなそれぞれに「いのち」がある。
きみにも私にもあの人にも「命」がある。
みんなでぬくぬく
童話館出版1997年
(文)エルザ・ドヴェルノア
(絵)ミシェル・ゲー (訳)末松永海子
 
寒い冬の夜です。
ストーブが壊れたはりねずみのトゲトゲとりすのクルミワリは
暖かくなりたいので二人はくっついて寝ようとしましたが
トゲトゲのとげがチクチクします。離れると寒い。
困った二人は 真夜中にうさぎのフワフワさんを訪ねます。
フワフワさんはストーブを持っていませんが、
優しい、毛の長いフワフワさんを真ん中にして、
二人はやっと暖かく眠ることが出来ました。
 
みんなともだち
童心社  1998年
(文)中川ひろたか (絵)村上康成
 
中川さん作の卒園を前にした子ども達の成長を歌った歌が
絵本になりました。中川さんは保育士さんですから、
子ども達の成長をよ〜〜く御存じ。
「♪み〜んな ともだち、ずっとずっと ともだち〜」
みんなで歌えば、感動が倍増します。卒園児のお父さんお母さん
でなくても、経験者はウルッときますよ。
むしがとぶ
福音館書店
1983年かがくのとも7月号
(作)栗林慧 (A・D)杉浦範茂
虫が飛びたつ瞬間・飛んでいる姿の写真絵本。
虫の絵本は多いけれど、この着目は素晴らしい。
虫たちは、羽は勿論のこと、脚も精一杯に広げて飛んでいる。
この絵本に出合った子はこれから虫を見る時どんな見方をするか楽しみだ。
むにゃむにゃきゃっきゃっ
こぐま社 2009年
(作・絵)柳原良平
アンクルトリスの柳原良平さんが久しぶりに子どもの絵本を
描きました。「ぷくぷく」「ぽこぽこ」・・・
小さい子たちを刺激し、楽しませるリズミカルな音が
動きを感じさせる切り絵で表され、イメージがどんどん膨らむ。
体が動いてくるような、楽しい楽しい絵本です。
村を守る、ワラのお人形さま
福音館書店  
2014年月刊たくさんのふしぎ11月号
(文・写真)宗形 慧
月刊たくさんのふしぎ2014年11月号です。
東北などには、ワラで作った人形道祖神が
村の入り口に鎮座して
村を疫病や災害から守っているのです。
毎年村で取れたワラで 村人たちが集まって作っています。
その作り方は、文字で残してるのではなく、
年寄りから若い人へ 作業しながら教え、伝えられているのです。
かなりユニークなお人形さまたちで、実物が見たくなりました。
めっきらもっきらどおんどん
こどものとも傑作集
福音館書店  1990年
(作)長谷川摂子 (画)ふりやなな
1985年こどものとも8月号
遊び相手が居ないかんたは
神社へきて「ちんぷく まんぷく・・・・」と、めちゃくちゃなうたを
歌った。それを聞いてやってきたふしぎな3人組。
かんたはかれらと一緒になって、たのしい遊びを始めます。
リズミカルな文と独特な絵が、
ファンタジーの世界を楽しませてくれます。
めのまどあけろ
幼児絵本シリーズ
福音館書店  1984年
(文)谷川俊太郎 (絵)長 新太
1981年こどものとも年少版2月号
 
詩11編収録
個性豊かな二人、
谷川氏の言葉のイメージは壊れず でも、長さんの世界がある。
子ども達は「詩」を「絵」で理解するだろう
もしゃもしゃ
福音館書店
1998年こどものとも7月号
(作)中村牧江 (絵)林 健造
赤、青、オレンジ、茶、緑色のひもがからまっています。
そこから、一本ずつ引っ張り出すと、色んな動物が出てきます。
子ども達のイメージの世界が膨らみ、
楽しい当てっこが始まります。
 
もこ もこもこ
文研出版 1977年
(作)谷川俊太郎 (絵)元永定正
 
30数年前、谷川氏と元永氏が出会いました。
そして、この絵本が誕生しました。
擬音?が絵に!!ふしぎな絵本です。 
子ども達はエヘヘ・アハハ・ウフフと笑いながら
十二分に楽しみます。
 
ももたろう
福音館書店 1965年
(再話)松居 直 (画)赤羽末吉
 
リズムある言葉の繰り返し、見事な画、
数あるももたろう絵本の中でも この本の右に出るものはない。
子ども達には是非この本を読んでやって欲しい。
 
もやし
福音館書店
2018年かがくのとも5月号
(作)野坂勇作
 
  「もやし」という名称はひ弱なイメージに使われることが多い。
でも本当はとってもとっても栄養価の高いやさいだ。
そして「もやし」とは豆や種が日に当たらないところで発芽し
成長していったやさいの総称だ。
緑色のスプラウトや豆苗やカイワレも仲間だ。
 
もりのおばけ
福音館書店 2011年
1969年こどものとも年中向き11月号
(作・絵)かたやま けん
普及版のこどものとも年中向きとして発刊後、42年を経て
漸くハードカバーになりました。
弟とかけっこして入り込んだ森の中。
あっちからもこっちからもおばけが出てきました。
モノクロの鉛筆画が 迷いこんだ森の奥深さを感じさせ、
主人公の心細さ・怖さを子ども達は共に感じます。
夏に読みたい絵本です。
もりのともだち
冨山房
(作・絵)マーシャ・ブラウン
(訳)八木田宣子
 
うさぎときつねは隣同士に家を作り、冬のあいだじゅう仲良く暮らしていた。ところが、氷で作ったきつねの家は、春になり解けてしまった。すると、きつねはうさぎの家を占領し、うさぎを追い出した。うさぎを助けようとしたおおかみとくまは失敗。だれか助けてくれるかな。
力強い絵と、昔話形式の3回の繰り返しが子どもたちを引き付ける。
 
 もりのなか
  福音館書店 1963年
  (文・絵)マリー・ホール・エッツ
  (訳)まさきるりこ
 
空想の世界で遊ぶ子どもの姿が生き生きと描かれている。
動物たちはそれぞれの特質がきちんと描かれ、主人公のぼ
くと遊ぶ。お父さんの声かけが、この物語をより温かいもの
にしている。
 
もりのなかのあなのなか
福音館書店
2016年かがくのとも1月号
(作)大橋慶子 (監修)今泉忠明
 
冬の森の中、だれも居ません。
でも、石の下、木の幹、地面などのあちこちに穴がありました。
その中には「いるいる!」動物が 寒さを避け、命を守るため、
穴の中でじっと寒い冬を過ごしている。
実際にはなかなか覗けない穴の中をしっかり見て知ることができる。
福音館書店のかがくのとも絵本はどの年齢の子どもにも出合って欲しい。
 
もりのひなまつり
福音館書店 2000年
(作・絵)こいでやすこ
のねずみ達に頼まれて森へ出かけたねずみばあさん家の
お雛様たち。家へ帰る途中泥だらけになりました。
ねずみばあさんの機転で無事にひな壇に並ぶことが出来ました。
 
モワモワでたよ
福音館書店  2012年
ちいさなかがくのとも2月号
(文)大橋政人 (絵)片山 健
 
寒い時期、吐く息が白くみえる。
それが「モワモワ」という言葉にされ、小さい子ども達にも
よく分かる。読んでいくうちに 聞いている子ども達の
口からも「ハァーハァー」
『モアモア」は子ども達の生きてる証・元気の印・・・と作者の弁
寒い朝戸外で ハアハア息を出して楽しんでみたくなる絵本です。
 


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