た | だいくとおにろく 福音館書店 1962年 (再話)松居直 (絵)赤羽末吉 |
我子が年長の時出会った絵本。 赤羽氏の絵、松居氏再話の物語は、 30年を経た今でも生き生きと子ども達に届きます。 どの子どもにも出合って欲しい昔話絵本です。 |
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たいせつなこと フレーベル館 2001年 (作)マーガレット・ワイズ・ブラウン (絵)レナード・ワイスガード (訳)うちだややこ |
1949年にアメリカで出版され 多くの人々に愛され続けて半世紀。 2001年9月やっと日本で出版されました。 やさしい詩的な文章で「「たいせつなこと」とはなにかを語りかける。 思春期に入る前の子ども達に出合わせたい絵本です。 |
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だいちゃんとうみ 福音館書店1979年8月 (作・絵)太田大八 こどものとも傑作集 1992年 |
太田氏の故郷:大村の海で遊ぶ主人公と従兄弟たちの 家の様子や周りの景色・遊びの絵と共に 漁具や手製の玩具、珍しい貝等々が描かれている。 夏には一度読んで欲しい絵本だ。 |
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だいどころにもはるがきた 福音館書店 2010年 (特製版・年少ライブラリー) (作)島津和子 1994年こどものとも年少版3月号 |
気温が少し高くなった頃の台所でこんなもの見たことあるかな? じゃがいも、たまねぎ、キャベツ、ブロッコリー 等から 芽がでて、花が咲いてるよ。 八百屋さんの隅っこでじゃがいもや玉ねぎもこんな姿になってるのもあるよ。 今度よ〜く気をつけて見つけてみよう! |
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太陽へとぶ矢 ほるぷ出版 1975年 (作)ジェラルド・マクダーモット (訳)神宮輝夫 |
一流のイラストレイターの手によりグラフィック技法 で描かれた絵本。その幾何学模様の絵は 一度出合ったら決して忘れないでしょう。 お話はインディアンに伝わる神話。 |
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たけのこほり 福音館書店 2004年 かがくのとも5月号 (作)浜田桂子 |
福音館書店からの紹介文によると、 この絵本の舞台になったのは福岡市にある幼稚園で、 実際に、もう数十年にわたって裏山の竹林にはえる竹の子を子ども達が掘って、竹の子ごはんを作っているそうです。 竹の生態も子ども達に分るように説明されていて 、たけのこの皮を使った遊びや手遊び・ また、竹の子ごはんのレシピも紹介されていて親子で楽しめます。 残念ながら、未だにハードカバー出版はされていません。 |
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だごだご ころころ 福音館書店1993年 (再話)石黒I子 梶山俊夫 (絵)梶山俊夫 |
食べようとしたじいさんの手から落ちた 大好きなだご。 ばあさんが拾おうとしたら、だごはコロコロころがり出した。 だごを追っかけて ばあさんが行ったところは まっくらな穴の中。そこにいたのは・・・・。 ばあさんは無事に帰れるかな? 赤鬼がダイナミックに描かれ、物語も分かり易い。 |
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たったひとつのねがいごと ほるぷ出版 2011年 (作)バーバラ・マクリントック (訳)福本友美子 |
ネコのモリーには4匹の弟妹がいます。 ある日ママが病気になり、モリーはママ替わりに。 夕食の魚を食べた後、ひとつの白い骨がお皿に残っていました。 それは、町であった見知らぬおばあさんの予言通り。 その骨をめぐってモリーが一生懸命お姉ちゃん業をやり遂げるお話。 実際にお姉さんとして少し我慢しながら日々を暮している女の子に届けたい。 |
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ターちゃんとペリカン ほるぷ出版 1975年 (作)ドン・フリーマン (訳)さいおんじさちこ |
男の子・ターちゃんと年取ったペリカンの友情が描かれています。 毎年の夏、砂浜でキャンプをするターちゃん一家。 初めて釣りができるようになったターちゃんは新しい長靴を履いて、去年であったペリカンと再会、お話が始まります。 ターちゃんによると、海の水の満ち引きはペリカンとそっくり! |
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たぬき 福音館書店 2012年 ちいさなかがくのとも9月号 (文)伊藤 比呂美 (絵)片山 健 |
月刊ちいさなかがくのとも 夏のあさ、なっちゃんは何かを見た。 あちこちで色んな何かを見つけた。なんだろな????? なっちゃんは、夏の終わりにとうとう出会います。 それは「たぬき」でした。 「たぬきの生態」が、 小さい子どもにも解るような優しい詩文で表現され、 片山健さんの絵が、たぬきとなっちゃんを生き生きと描いています。 この様に、何かに興味を持つ子どもに 丁寧に手を差し伸べてくれるのが素晴らしい絵本だと思います。 |
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たのしいふゆごもり 福音館書店 1991年 (作)片山令子 (絵)片山 健 |
秋も深まりました。 くまの母子が冬籠りの支度をしています。 こぐまはお友達と遊びながら楽しんでいます。 ふゆごもりって、どんな支度をするのでしょう。 片山健・令子ご夫妻の合作絵本。 絵も文もとても温かいです。 |
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たべたの だあれ どうぶつあれあれえほん 文化出版局 1977年 (作)五味太郎 |
「かくしたのだあれ」とセット絵本。 今度はなにをだれが食べたのかな? 子ども達の目がキラキラ輝きます。 小児病棟で大好評でした。 |
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たべもの 福音館書店 1985年年少版こどものとも105号(12月) (文)中江敏夫 (絵)伊藤秀男 |
表紙の卓袱台。裏表紙はその折りたたまれた絵。 今はほとんど姿を見ることのない日本の食卓。 ごく身近な食べ物を食べる音・姿をイメージした音を詩で表現。 古き良き日本の暮らしの匂いが漂う絵本です。 |
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たまごのなかにいるのはだあれ? 福音館書店 2010年 (作)ミア ポサダ (訳)藤田千枝 |
大きいのはエンペラーペンギン、小さいのはジョロウグモ、 6種類の動物たちがどんなところでどうやって卵からかえるかが 「だあれ?」と呼びかけながら詳しく描かれています。 その等身大の絵が子ども達の興味を深めます。 |
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だるまちゃんとてんぐちゃん 福音館書店 1967年 (作・絵)加古里子 |
「だるまちゃん」シリーズの第1作目 初版からずーっと子ども達に愛されてつづけて40年以上。 頁の隅々まで描かれた絵からは、物語のヒントが見え、 子ども達は大変楽しみます。 そして、素直な子どもらしいだるまちゃんは親しみ深く、 だるまちゃんを大きな心で受け入れるだるまどんは、 「理想のお父さん像」といえるでしょう。 |
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だれかがきたよ 福音館書店 2013年ことものとも年少版2月号 (文)得田之久 (絵)垂石眞子 |
「ぼくがえほんをよんでいると・・・」「ピンポーン」 とだれかが来た。 げんかんにいたのはなんと・・・! 「次々にだれかがやってくる」ことへの興味と、 リズミカルな繰り返しの言葉と絵が、 子ども達をグイグイ引っ張っていってくれる。 |
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たろうのおでかけ 福音館書店 1966年 1963年年こどものとも 4月号 (作)村山桂子 (絵)堀内誠一 |
今日はまみちゃんのお誕生日。 たろうは動物たちと一緒にすみれの花とアイスクリームを持って、 お祝いに出かけます。急いで急いで行きたいみんなは駆け出します。 途中で、おじさんやおまわりさん・ゆうびんやさんが 「・・・・だめだめだめ」と優しく声を掛けてくれます。 無事にまみちゃんの家へ行けるでしょうか? 堀内氏の絵から、太郎の嬉しさが伝わります。 50年過ぎた今でも少しも古くささを感じさせません。 |
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タンゲくん 福音館書店 1992年 (作)片山 健 |
タンゲくんは野良猫。だけど、わたしの猫。 昼間は居なくて、道であっても知らん顔。 でも、晩ごはんは食べに帰ってくる私の可愛い猫。 片山健さんの描く猫はダイナミックだ。 |
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ダンゴムシ みつけたよ ふしぎいっぱい写真絵本1 ポプラ社 2007年7月 (写真・文)皆越ようせい |
作者は、土壌動物に注目し、 その生態を取り続けている自然写真家 身近なところにいるダンゴムシ。 身を守るために丸まる、この形が子ども達は大好きだ。 ポケットの中、鉛筆ケースの中、いろんな所に入れて 楽しんだ経験はありますか? |
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だん!だん!だん!だん! ねんどマン 福音館書店 2013年ちいさなかがくのとも12月号 (作)おかい みほ |
子どもたちが大好きな粘土が題材です。 だんごを作って顔を描いてみよう。 そして、それを積み上げたら・・・さあ、どうなるかな? どれくらい高く積み上げられる? 粘土に描かれた顔が実に楽しそう。 |
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たんぼのぎょうれつ 福音館書店 2009年ちいさなかがくのとも5月号 (作)笠野裕一 |
タカタカタカ・・・・ 赤いトラクターが田んぼを掘り起こし始めます。 すると、すずめやカラスやシラサギがやって来て、 トラクターの後についていきます。 さあ、どうしてでしょう・・。 春の田んぼ、田起こし風景です。 |
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たんぽぽ(かがくのとも傑作集) 福音館書店 1976年4月 文・絵)平山和子 (監修)北村四郎 1972年かがくのとも4月号 |
平山和子氏の絵を見る度に唸る。 柔らかい絵だが、しっかりしたデッサンがファンの期待を 決して裏切らない。 この本の圧巻は タンポポの特徴の「根」を 4ページに渡って描いているところ。 |
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たんぽぽ 金の星社 1984年 (作・絵)甲斐信枝 |
こちらは、たんぽぽの物語である。 甲斐信枝氏のたんぽぽの絵も柔かい。 草原を歩き、描きたい植物を寝っ転がって見つめて描く。 甲斐氏はきっと草花と会話ができるのだ。 こちらはたんぽぽの綿毛が圧巻。 |
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ち | ちいさいしょうぼうじどうしゃ 福音館書店 1970年 (文・画)ロイス・レンスキー (訳)わたなべしげお |
スモールさんシリーズの1冊 しょうぼう士のスモールさんが大活躍します。 赤い消防自動車以外は黒・白で描かれ、 決して派手ではありませんが、 発刊されてもう40年以上過ぎても今なお 子ども達に支持され続けています。 |
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ちいさなねこ 福音館書店 傑作集1967年1月 (作)石井桃子 (絵)横内 襄 1963年こどものとも5月号 |
こねこの冒険心とかあさんねこの母性が、美しい文 と絵で見事に描かれている。 読み聞かせをすると、こねこが危険な目にあう場面 では、ハラハラし、問題が解決するとほっと胸をなで 下ろす。そんな子どもたちの姿に出会う。 |
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ちいさなヒッポ 偕成社 1984年1月 (作・絵)マーシャ・ブラウン (訳)内田莉莎子 |
かばの子ヒッポのお話。 版画で描かれたアフリカの水辺が美しい。 お母さんかばの力強く一歩も引かない子育ての姿は 人間も真似すべきですね。 |
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ちいさなろば 福音館書店 1979年 (作)ルース・エインズワース (絵)酒井信義 (訳)石井桃子 |
クリスマス・イブ、牧場のひとりぼっちのちいさなろばは ふたりの女の子からプレゼントをくれるサンタ・クロースの話を 聞きます。ろばは自分にもくれないかなーと思いました。 その夜、サンタ・クロースが牧場へやって来て ろばにある頼み事をします。 ろばが引き受けて、役目を果たしたので、 サンタ・クロースはとても感謝し、 ろばに「プレゼントはなにがいいか?」と聞きました。 クリスマスの朝、 ろばにもたらされたプレゼントはいったい何だったのでしょう。 石井桃子さんの美しい日本語訳と、柔かいタッチの絵が この物語をより深くしています。 |
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ちからたろう ポプラ社 1967年 (作)今江祥智 (絵)田島征三 |
子どものない貧しいじいさんとばあさんの「あか」から生まれた 力持ちの男の子が、百かんめの金棒を持って 世の中へ修行に行く昔話。 読んでいて、力がみなぎってくる感じがする。 |
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ちのはなし かがくのとも傑作集 福音館書店 1971年 (文と絵)堀内誠一 1971年かがくのとも1月号 |
懐中電灯で手や口の中を透かして見たことあるかな? 血の働きや役割りが丁寧な文章で表現され、 人間の身体の神秘さ、命の大切さ・荘厳さを 間接的に伝えてくれる科学絵本。 |
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ちはたからもの あかね書房 1991年 (作)小林まさこ (絵)せべまさゆき |
血の成分である「赤血球」「白血球」「血小板」のそれぞれの 働きを分かり易く丁寧に描いている。 内容はいいが、漫画チックな絵が少し気になる。 |
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ちょうがすきなものしってる? 福音館書店 2020年 ちいさなかがくのとも 4月号 (さく)松岡達英 |
ちょうがすきなものってなんだろう? 花のみつでしょ。それから、他にすきなものってなんだろうねぇ 動物画の第一人者である松岡達英氏が 春・夏・秋それぞれの季節でちょうがどんなものを食べているかを、 精密な画で50種のちょうを紹介しています。 |
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チョウスケとおつきさま 福音館書店 2005年 こどものとも年中向き10月号 (作)劉 郷英 (絵)張 治清 |
誰でも子どもの頃、水面に映るお月さまを見て なんとか『手に出来ないかなー』…と考えたことがあるでしょう。 背景まで丁寧に描かれた絵が綺麗で、 子ども達に月夜の美しさが伝わります。 何より、こぐまのチョウスケの表情や姿が優しく、 読み手を心地よくし、月夜を楽しみたくなります。 |
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ちょうちょう ひらひら こぐま社 2008年 (詩)まどみちお (絵)にしまきかやこ |
1972年フレーベル館より出版されていたが、 暫くは絶版となっていた。 判型が当時と少し変わっている。 西巻茅子が まどみちおの詩を 優しさ溢れるタッチで描いている。 |
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ちょびっとね 福音館書店 2004年こどものとも0.1.2.12月号 (作)やぎゅうげんいちろう |
おさるさんとさとるくん…にてるかな? ねずみくんともものたねこちゃん…にてるかな? うぅ〜〜ん ちょびっとね! 読んでいると、 「どこかちょびっとにてるよ」という声が出る 0.1.2.ですが、小学生低学年も十分楽しめます。 |
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つ | 月はどうしてできたか 評論社 1979年 グリム童話 (文)ジェームズ・リーブズ (絵)エドワード・アーディゾーニ (訳)矢川澄子 |
グリムの昔話の中でも なかなか出合わないお話。 月は元々市長が買ってきて、カシの木にぶら下げたもので、 毎晩ちゃんと光るようにきちんと手入れする為、人々はお金を払っていた。 ・・・・エッ?!という不思議なお話。 単色と色付きのペン画で描かれた挿絵で、 子どもたちにお話がより分かり易く届くと思う。 絵本から児童書への中間にある本。 |
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月・人・石 こどものとも傑作集 福音館書店 2005年 (文)谷川俊太郎 (書)乾 千恵 (写真)川島敏生 |
おそらく子ども達が初めて出会うであろう書の絵本。 表紙の太い筆、筆の先。それを持つ手。 力がみなぎっている。 墨で書いた字の躍動感に心奪われる。 |
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つきよのかいじゅう 佼成出版 1990年 (作)長 新太 |
山の湖に怪獣が棲んでいると信じるカメラマンが その姿を写すため、もう10年も湖のほとりで待っていた。 ある晩、とうとう怪獣がその姿を現した!! 正しく「長新太ナンセンス」の真骨頂 この面白さが 子ども達の夢を膨らませる。 |
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月夜のみみずく 偕成社 1989年 (作)ジェイン・ヨーレン (絵)ジョン・ショーエンヘール (訳)工藤直子 1988年コルデコット賞受賞 |
作者ヨーレンの夫が、我が子達にみみずくを見る体験させた実話。 ヨーレンの美しい詩の旋律を 工藤直子が瑞々しい日本語に訳した 冬の夜の森の冬景色は神々しく描かれ、 その静けさが伝わってくる。 まるで息をひそめた自分がそこに居て、 みみずくの出現を待っている様だ。 |
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て | ティッチ 福音館書店 1975年 (作・画)パット・ハッチンス (訳)石井桃子 |
小さな男の子“ティッチ” 兄のピート、姉のメアリは ティッチより何でもずっと大きくていい物を持っている。 ちょっぴりつまんないティッチ。 でも、ある日ティッチは、ピートよりメアリより素晴らしい物を 持っていましたヨ。 さて、いったいそれはなんだったのでしょう。。。 |
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てじな 福音館書店 2007年 幼児絵本シリーズ (作)土屋富士夫 1998年こどものとも年少版5月号 |
穴あきの仕掛け絵本 ちょっと怪しげな手品師が呪文を唱えます するとォ……、あらまフシギ!! 子ども達の目が点になる。 そして「あんどら〜いんどら〜うんどら〜」の大合唱。 楽しい驚きと笑顔が広がります。 長いお話や物語の後に、ちょっと一息の絵本です |
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てとてとてとて 福音館書店 2008年 2002年かがくのとも7月号 (作)浜田桂子 |
食べる・書く・作る・話す、奏でる、繋がる… 子ども達の動きで一つ一つの「て」役割を丁寧に描いた絵本 「て」って素晴らしい!と感動。 |
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てぶくろ 福音館書店 1965年 ウクライナ民話 (絵)エウゲーニー・M・ラチョフ (訳)内田莉莎子 |
ウクライナの昔話 おじいさんが落とした片方の手袋、 そこへ次々に動物たちがやって来て――。 階段がつき、窓が出来、素敵なおうちが出来上がり、 動物たちのぬくぬくした表情があったかい。 この本に描かれたメルヘンの世界こそが 子どものイメージを膨らませ、夢を育てる。 |
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てんとうむしどこいくの? 福音館書店 2003年ちいさなかがくのとも12月号 (作)カズコ・G・ストーン |
秋、色づいた木の葉が散りはじめるころ、てんとうむしが飛び立ちます。 ついたところは大きな木。 赤、黒、黄色、いろいろな色のてんとうむしが つぎからつぎへとあつまってきます。 みんなでくっつきあって、木の皮の下で冬をすごすのです。 |
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てんとうむし みつけた 福音館書店 ちいさなかがくのとも2013年6月号 (文)岡島秀治 (絵)稲田 務 |
子ども達の大好きな「ななほしてんとう」ではなく、 沢山の違った模様を持つ「なみてんとう」を描いています。 色は赤・黒・黄色で 模様は丸が二つ・四つや沢山あったり、 全く無かったり。人の表情に見えたり。とても興味深い。 |
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と | どうするどうする あなのなか 福音館書店 2008年 (文)木村祐一 (絵)高畠 純 |
逃げる3びきののねずみ、 追いかける2ひきのはらぺこやまねこ 5ひきが深い深い穴の中に落ちます。 どうやってこの穴から出ようか?と5ひきの駆け引きが 始まります。それぞれは必死です。 のねずみは食べられるのでしょうか? それとも、無事抜け出せるでしょうか? 高畠さんの個性豊かな絵が お話の可笑しさに深みを出しています。 |
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どうすればいいのかな? くまくんの絵本 福音館書店 1980年6月 (文)渡辺茂男 (絵)大友康夫 1977年こどものとも年少版4月号 |
くまくんが、お出かけするので服を着ようとします でも、シャツもパンツもくつも帽子も どうやって身に着けるのか分かりません ところが、くまくんは 失敗しても、 「どうすればいいのかな?」と考えて、 1つずつクリアしていきます。 きる。はく。かぶるという言葉の意味も自然に使われています。 |
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どうぶつえんのおいしゃさん 福音館書店 1981年 (作)降矢洋子 (監修)増井光子 かがくのとも傑作集 1977年かがくのとも2月号 |
動物園のお医者さんの仕事が 小さな子どもたちにも分かるように丁寧に描かれている。 動物園には沢山の種類の動物がいる。 その動物たちは怪我をしたり、病気になったり、爪や、歯が伸び過ぎたり、 便秘になったり、嘴がおれたり、足の骨が折れたり色々な事が起きる。 その全てに飼育員さんと力を合わせ、知恵を出し合い処置をしている。 |
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どうぶつのおかあさん 幼児絵本シリーズ 福音館書店 1891年 (文)小森厚 (絵)薮内正幸 1977年こどものとも年少版 12月号 |
動物を描かせたらこの人! もし、今も描いていらしたら、どんな絵を描かれているでしょう。 描かれた母親達は優しい目をして、 子ども達は安心しきった表情です。 母子の愛情・信頼がそこにあります。 「命を守り、育てる」本能とはいえ、敬服します。 |
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どうやってねるのかな 幼児絵本シリーズ 薮内正幸のどうぶつ絵本 福音館書店 1987年 (作)やぶうちまさゆき |
動物園で見る動物達。 寝るときははどんな恰好かな・・・?の疑問に ズバリ答えてくれる絵本。 キリンはどうやってねるのかな? |
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とき 福音館書店 1984年 (文)谷川俊太郎 (絵)太田大八 1973年かがくのとも6月号 |
<とき>とは時間。 地球誕生から今までの時の流れが 谷川俊太郎・太田大八両氏により見事に描かれた。 地球の年齢に比べたら、人の命は1秒にも例えられない程。 アッという間もないほんの一瞬の出来事。 でも、その一瞬の命のつながりが今を生んで、未来へと繋げている。 一人一人が大切にしたい「時」「命」だ。 |
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時計つくりのジョニー こぐま社 1998年 (作)エドワード・アーディゾーニ (訳)あべきみこ |
見開きに「まごのスザンナに」と作者の添え書き。 子ども達がこの絵本と出会うことで、 何か好きなことに没頭することの喜びを知ってほしい。 登場する大人に 我が姿が重なる 恥ずかしい |
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どこまで ゆくの? 福音館書店 2010年かがくのとも11月号 (作)五味太郎 |
かがくのとも通巻500号の作品。 因みに創刊号は「しっぽのはたらき」 作者の五味氏は自動車の運転が好きだという。 行けるところであれば、移動は車だそうだ。 そこでこんな絵本が出来た。 最初と最後のページだけ言葉がある。 主人公はどの子かな?どこにいるかな? 1ページ1ページをじっくり楽しみたい絵本だ。 |
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としょかんのよる ほるぷ出版 2013年 (作)ローレンツ・パウリ (絵)カトリーン・シェーラー (訳)若松宣子 |
きつねがねずみを追いかけて入った図書館。 初めて本と出合い、そして本の楽しさを知る楽しいお話。 図書館のマナーが書き込まれ、 初めて図書館を利用する子どもたちにピッタリの絵本。 |
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どっとこ どうぶつえん 福音館書店 2014年 (作)中村至男 2012年こどものとも年中向き5月号 |
皆がよく知っている動物が 色んな色や大きさの四角を組み合わせて描かれ、 子どもたちが楽しくイメージを膨らませる。 形のマジックだ。 グラフィックデザイナー中村至男氏の初絵本。 2014年にハードカバーになりました。 |
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とべ かぶとむし 福音館書店 1977年8月 (作)得田之久 2000年こどものとも年少版7月号 |
簡潔で優しい文章と精密に描かれたカブトムシ まるで生きていて動きまわっている様だ。 羽を広げるところが圧巻で、 子どもの瞳が一瞬大きくなる。 |
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とべ バッタ 偕成社 1988年 (作)田島征三」 |
勇気を出したバッタのみなぎる力が 力強い絵に現れています。 夏から初秋に読みたい絵本。 また、どこか哲学的な絵本でもあります。 |
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トラックはこぶよ 福音館書店 2013年こどものとも年少版1月号 (作)こもりまこと |
トラックが少し大きいトラックに乗り、 また少し大きい次のトラックに乗り、 またまた次のトラックに乗り。。。。 最後はどんな乗り物にのるかな? くるま好きの幼児が大好きな絵本になるでしょう。 |
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トラのじゅうたんになりたかったトラ 岩波書店 2011年 (文・絵)ジェラルド・ローズ (訳)ふしみ みさを |
歳をとって滅多に獲物が取れなくなったトラ。 ガリガリに痩せ、毛並みも汚くなりました。 良く覗きに行っていた王様の宮殿の庭で、 あることを思い付きます。 トラは必死になって努力します。その必死さが面白い。 発刊後まだ2年目。子ども達に読み続けられることを願います。 |
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鳥の巣みつけた あすなろ書房 2002年 (作)鈴木まもる (図書館からの借り本) |
物語文で、身近な鳥から動物園でも見ることの少ない鳥まで 全35種の鳥の巣を詳細に描いた科学絵本 図鑑としても鳥の巣はなかなか目にすることはないので 子ども達には出会ってほしい。もちろん大人にも。 |
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どろだんご 福音館書店(幼児絵本)2002年 (文)田中義行 (野坂勇作) 1989年こどものとも年少版7月号 |
大昔から 子どもたちが愛してやまない遊び「どろだんご作り」 それは、大好きな泥遊びの行き着く先だ。 なかなか固まらない泥をどうやって固めていくか? 大きくするにはどうやろうか?…等々 熱中している時の子どもたちは真剣だ。 「ピカピカ光るどろだんごが出来るまで 頑張れ!!」と応援してくれる絵本だ。 |
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どろんこハリー 福音館書店 1964年 (文)ジーン・ジオン (絵)マーガレット・ブロイ・グレアム (訳)渡辺茂男 |
「ハリーはくろいぶちのあるしろいいぬです」 渡辺茂男氏のこの素晴らしい書き出しで始まります。 このいぬはこれからどうするの?早く次を読んで!という気持ちになります。 ハリーのシリーズは他にも「ハリーのセーター」「うみべのハリー」(福音館書店)と続き、その他に「ハリーとうたうおとなりさん」(2015年大日本出版)が有ります。 |
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どんぐりをおとしたのは だれ? 福音館書店 2014年かがくのとも9月号 (文)高柳芳恵 (絵)はたこうしろう |
どんぐりに虫が入っているの知ってるね。 でも、その虫って何?どんな虫? ほとんどの人が知らない「その虫の名は?」 興味深いお話です。是非今年の秋に読んで欲しい絵本です。 |
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どんぐりのき PHP研究所 2008年 (作)亀岡亜希子 |
どんぐりの若木が初めて実を付けましたが、その実はまだ熟れて いなかったためまずかったのです。その後もずっと「味が悪い!」 と森の動物たちに囃し立てられ、どんぐりの若木は悲しくなり それ以来、実を付けなくなりました。 ある日、一匹のリスがそのどんぐりの木に棲みつきます。 そのリスの大きな心のが ドングリの木の心を温め解します。 物語の感想としては、終わり方が呆気ない。 ページを割いてもっと心の動きを表現して欲しい。 |
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どんどこどん 幼児絵本シリーズ 福音館書店 2011年 (作)和歌山静子 2008年こどものとも年少版10月号 |
土の中で「どんどこ どんどこ」大きくなっているのは何かな? 土の上の葉っぱを見てすぐに分かるものもあるし、分からないものも。 人参、大根、じゃがいも、さつまいも、どれも根っコを食べるよく知っている野菜。 どの葉っぱも元気元気、だから土の中の根っコも大きく大きく育っている。 |
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とんねるをぬけると 福音館書店 2005年こどものとも年少版11月号 (作・絵)片山 健 |
片山ナンセンス満載。 電車に乗ってトンネルを抜けると・・・、 乗客の子ども達は大変身!! 愉快で楽しい こんなトンネル、どこかにあるかもしれませんよ。 子ども達を絵本の中で思いっきり遊ばせてくれる素晴らしい絵本です。 ハードカバー出版でないのが残念です。 |
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どんぶらどんぶら七福神 こぐま社 2011年 (文)みき みつき (画)柳原 良平 |
みき氏の初めての絵本。 七福神をリズムの良い数え歌で分かり易く紹介。 |
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どんなかんじかなあ 自由国民社 2005年 (文)中山千夏 (絵)和田誠 |
第11回日本絵本賞受賞作品 主人公のひろくんには色んな友達がいる ひろくんはその友達の身になって考えてみる そして、今までたくさんの気付かなかったことを知る。 読み終わって心が静まり・深く・温かくなるお話。 |